Base Ball Bear アルバム紹介・感想・解説 夕方ジェネレーション
どーも暑さにやられ気味のケンイトウです。
リリース順に『Base Ball Bear』の曲を紹介してまいりましたが、
ちょうどインディーズ期の1stミニアルバム『夕方ジェネレーション』の収録曲を紹介し終わりましたので、全体通しての所見を書いてこうかと。
(1曲ずつ詳細に書きすぎてあまり書くことないような)
それでは、いってみましょう。
曲ごとの紹介はこちら。
基本的に『ベボベ』のアルバムって、アルバム単位での作品性だったりコンセプトに重きを置いて作っているし、
そこが評価されているバンドだと思うんですね。
ベストとかを聴くと基本的にキャッチーなバンドって印象だと思うんですが、オリジナルアルバムで聴いた時に、こだわりだったり曲順の流れが素晴らしくて、僕自身そういったところに惹かれていったんですね。
そういった作品性は作詞作曲を行う『小出祐介』の精神性から生まれているのだと思います。
あるキーワードをテーマに持ったアルバムであったり、
ひたすら大衆的・反して内省的な二面性を描いたアルバムであったり、
批評性・世相を反映したアルバムであったり。
かなり考えて考えて練りに練って作品を作りこんでいるのだろうと思っています。
アルバム『夕方ジェネレーション』にはそういったマインドは感じません。
なんも考えないで作ったんじゃないかなぁ。
・・・と書くとディスってるように聞こえますが、、
実際「アルバムを作る」っていう前に、「1曲1曲を作っていく」っていう状態だったと思うんですね。
高校在学~卒業前後に感じていた気持ちをただただぶつけていたのだろうなと。
小出氏は学生時代いじめを受けていたことを公言していて、
(今では割とネタにしてる節がありますが)結構な暗黒時代を経験されていたそうです。
以前、学生時代の小出氏のブログを見る機会があったけどなかなか毒吐いてて笑った。
そんな暗黒時代の最中、「ギター」「バンド」っていう創作性をぶつける存在に出会ったり、
「好きな子」、あるいは「彼女」という大事な人と出会ったりと。
そういった「青春」をぶつけた先の曲群がミニアルバムになったのだろうなと。
それが結果として、「青春」=「夕方感」を描いたコンセプチュアルなアルバムになっている。
この時期にしか書けなかったであろう作品になっている。
だからこそ聴いた時に自己を投影してしまうんだろうな。
中高生時代に聴けば、こんな青春してぇなぁと。
大学生の頃に聴けば、こんな青春してたなぁと。
社会人となった今聴けば、あの頃に戻りてぇなぁと。
そんなミニアルバムです。
学生時代の人にこそ聴いてほしいアルバムだなぁ。その時期に初めて聴くからこそ思い出深い作品になっていると思います。
おセンチになってきたのでこの辺で締めます。。
次回からはまた1曲紹介へ。
インディーズ期1stシングルより『YUME is VISION』。
明日はベボベの配信ライブです!ので酔っ払って書かないと思います!