Base Ball Bear 全曲紹介・感想・解説 3曲目 メタモルフォーゼ真っ最中
だいぶ勢いが出てきました。ケンイトウです。
3曲目『メタモルフォーゼ真っ最中』いってみましょう!
メタモルフォーゼ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動検索に移動
メタモルフォーゼ(ドイツ語: Metamorphose)は変化、変身の意。
ほーん、「メタモルフォーゼ」ってドイツ語だったんですね・・・
先日の配信ライブでまさかのセトリ入り。だいぶサプライズでしたね。
【曲・歌詞について】
この曲もジャキジャキサウンド。
シンプルな曲だけどキメも多くてこういう曲こそバンド感出すの難しいよねっていう。
得意の高速(中速)四ツ打ちサビも登場。自称四ツ打ちロックの開祖だけあります。
それでは歌詞へ
恋愛体感温度に致命的差があると言っていた君を
サリンジャーの少年みたいに笑い飛ばした白日場面。
「恋愛体感温度」とは。そしてどんな場面や。
よく読むと謎描写だけど一発で夏を感じさせる。
手紙の付録、君の部屋の香りのせいで思い出せた。
変態的表現を比喩でオサレにしてて笑う。
確かに人のものって人の香りするよね。そんで香りって記憶に直結するよね。
一足先に手を振って再見(さよなら)の笑顔。
もう会えないと直感予報。
次にあった君は君。でもあの日と温度の違う君。
同じ人なのにメタモルフォーゼしてしまった「君」。
俺の知ってるお前じゃない。みたいな。そんな切なさ。
俺は群青の夜明け通りに1人、アローン。
額に手をあて熱を測る。平熱を感じた・・・
変わってしまった「君」に対して何も変わっていない「俺」
3点リーダーの余韻が味出てます。
君色街の風を 浴びる度にふらついて、君にしかられてるような気分を味わえるよ。
「君色街」出ました。ザ・小出語録。
「君色」だけならまだ見る表現な気がしますが「街(シティ)」と紐づけるのは小出氏だけかと。
「君色」「街」といったワードは今後もたびたび登場します。
俺は群青の夜明け通りに1人、アローン。
道端には誰かの抜け殻、今日もどこかでメタモルフォーゼ展開中。
額に手をあて熱を測る。微熱を感じた。
「俺」も変わっていくわけですね。
のちに発表する『short hair』という曲ではこんな一編が。
変わり続ける君を、変わらず見ていたいよ
「俺」も本当は変わり続ける(メタモルフォーゼ真っ最中)「君」を変わらず(平熱)のまま見ていたかったのかなぁと。
【まとめ】
歌詞説明し過ぎィ!
(曲自体はシンプルなのでそれほど語るところが無かった…)
でも改めて読むとええ歌詞だなぁと。書きながら結構自分と「俺」を重ねました。
次回4曲目は『微熱ボーイ』
調子がいいので本日中にいってみます。