Base Ball Bear 全曲紹介・感想・解説 24曲目 彼氏彼女の関係
お久しぶりになってしまいました。ケンイトウです。
夜に用事があるとなかなか更新できないですね。
最近は一週間がめちゃくちゃ早く感じます。
今回は『彼氏彼女の関係』です。
『HIGH COLOR TIMES』のリードトラックというやつですかね。
PVあるし。
曲名は「彼氏彼女の事情」からですかね。
観たことはないんですが、アニメは「エヴァ」でおなじみの庵野氏が監督ですね。
【曲・歌詞について】
ということでメジャーデビュー後にも活きてくるベボベテクの始祖曲ですね。
ワウが効いたフレーズとダンサンブルなビートが気持ちいいっすね。
儚いコード感に消え入りそうな裏声がたまんないのよね。
個人的にもかなり好きな曲。
それでは歌詞について
「街」という「舞台」。そこで起こる「俺」と「君」の物語。
アルバム『C』まではこの世界観が強く出た曲が多いです。
「13月」ってのがいいですね。昨年末からの流れの延長線上っていう。
「1月」だと全然受ける印象が変わってきます。
まさに「夕方世代の次の世代」の恋愛劇。
「街=city」「海=sea」とアルバム『C』のテーマが。
「少女(彼女=she)」の眼に映る細波、「海=sea」とも重ねてるわけです。
飛行機雲ってなんで夏を連想させるんだろう。
「夕方世代」だったころの回想。
君色に溢れた世界を泳ぐ俺。「水中都市」ってワードも今後出てきたりしますが。
なんて幻想的な世界なんだろうなぁと思う。
歌、演奏も含めてめちゃくちゃいいパートです。
『HIGH COLOR TIMES』の曲って結局のところ恋愛としてはうまくいってないんですよね。だからこそ苦味のある曲になっていて。
お洒落な言葉選びや文学的な比喩を重ねて表現してますが、結局のところ過去に囚われていて。
そんな作品だから今聴いても褪せないんだろうなぁ。
【まとめ】
演奏、歌詞の面でこの時期の集大成的な曲ですね。
この後に『HIGH COLOR TIMES』で締めるって流れが最高に儚いです。
というわけで次回は25曲目『HIGH COLOR TIMES』です。
この時期の曲で一番好きな曲なのでなかなか気合入れないと書ききれなそうです。
新曲『プールサイダー』も明日深夜解禁ですね。
こちらも大変楽しみでございます。