
Base Ball Bear 全曲紹介・感想・解説 19曲目 海になりたい
華金ですね。ケンイトウです。
本日もいってみましょう。
今回は『海になりたい』。ド直球。
後に『海になりたい part.2』も発表されますが、曲の内容は全く異なるもので。
「海になりたい」っていうキラーワードをもっかい使いたくなってたってことだろうな。
ライブだと連続でやってたりもします。
【曲・歌詞について】
キラーチューンというやつです。
ハイテンポなビートに、高速カッティング、耳に残るリフ、暴れるギターソロとライブ映えする曲ですね~
ちなみに曲入りは謎のカウントから。
秘密です(あと、知っても別に面白くないです)。 RT @nemorika: @Base_Ball_Bear_ 海になりたいの出だしの声はなんて言っているんでしょうか?
— Base Ball Bear 小出祐介 (@Base_Ball_Bear_) January 29, 2011
本当に何言ってるかわからん。。「バボちゃん」??????
ここまでのベボベには無かったテイストの曲です。
それぞれの演奏力が下地にあるからこういう曲もしっかりできるよなぁと思う。
とりあえず聴いてみてくださいって感じだな・・・。
歌詞について
ノスタルジアに浸りたいか?
紅茶で染まる道路 バンドを組んだ女子高生、勘違いの胸騒ぎに酔って
「紅茶」に染まるで「夕方感」。
後の『BAND GIRL'S SPIRAL DAYS』の世界観に通じる歌詞ですね。
なんとなくこの絵も浮かぶオレ。
夏の日 螺旋階段を降りて終わりを告げたから
オセロみたいに区切られた街は少し裏返ってる
マス目状に区切られてる街っていうと京都ですかね。
海になりたい。
かすれたファルセット枕で殺した 檸檬の月の夜
遂に「檸檬」初登場。
「ベボベ」といえば「檸檬」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
この曲のように「月」に例えられたり、齧ってみたり、弾けたり色んな目にあいます。
さよなら、君 稲妻 頬打つ瞬間
ファズギター鳴らすから あれから聞こえない
「別離」の感覚ですかね、この曲は演奏ありきだと思うので歌詞はそれっぽい言葉選び系な気がする。
海になりたい。
早咲きのジャケット抱えて出かけた彼女は秋桜
「秋桜」の花言葉は花の色によって変わるそうで。
一般的には「乙女の真心」「調和」「謙虚」が花言葉と言われています。他にも、「乙女の純潔」「美麗」なども挙げられます。
ライブでは「秋桜」の部分は「殺された」と歌っていて、それが本来の歌詞だったようです。花言葉の意味よりは語呂合わせなんかなと。
歌詞カードの背景もバラやらチューリップやらとっ散らかっとるし。
逆にライブでは意図的に元の歌詞で歌ったりしてます。「海になりたい」の「秋桜」の部分など。 RT @BBBREEEEZE_GIRL: 当たり前かもしれませんが、「ここは最初はこうだった」ってはっきり言えるなんて、本当に一曲一曲に対して思い入れが強いんだろうなって感じました。
— Base Ball Bear 小出祐介 (@Base_Ball_Bear_) November 24, 2010
修羅場に鳴る 鳥の音 午前中の真ん中で
ファズギター鳴らすから あれから聞こえない
海になりたい。
「午前中の真ん中」ってすげぇ言い表し。
小出氏は時間に対しての表現が面白いんですよね、それこそ1日の時間の流れを作品にしたアルバム『新呼吸』とか。
この曲における「海になりたい」は思春期特有の「どっか消えたい」みたいなニュアンスなのかなぁと。
【まとめ】
否が応でもあがっちゃうタイプの曲ですね。
こういう曲やれる土壌があるから、メジャーデビュー後大型フェスなどでもウケる演奏ができたような気がします。
次回は『aimai memories』でいよいよ20曲目ですね!
ここまできっちり続くとは我ながらとんでもねぇ話です。。