11.好きな画家と作品(マーク・ロスコ)
ロスコ·ルームで有名なDIC川村記念美術館が、2025年で休館、その後、移転縮小されるようです。
私自身、3年半程前に、ロスコルームを観たくて、当該美術館に足を運びました。東京駅より美術館直通バスが出てましたが、往復で3時間を考えると、どうしても観るヒトを選んでしまいますね。ただ、庭園含めて、とても素晴らしい美術館だったので、ロスコ·ルームはじめ、縮小しても、より多くのヒトに観てもらえる場所に移転してもらいたいと思います。
マーク・ロスコの作品の特徴は、キャンバス全体を少ない色で埋め尽くすスタイルになり、抽象画のカテゴリーに含まれます。ただ、私自身、マーク・ロスコの作品に関しては、抽象画カテゴリーよりも、現代宗教画ではと思っています。ロスコの絵を何時間も見続ける人、伴に瞑想する人、中には涙を流す人迄います。ロスコの絵が、その時々の心を揺り動かす事を考えると、宗教画(イメージでは、原始宗教。揺れ動く火や荒々しい海の姿に神を観る、アニミズムに近い宗教画)というカテゴリーでも良いのだと思います。また、ロスコの絵を通して、自身の内面を見つめ、内面と会話する作業をしているのかと思います。
私自身、写真にあるように、かつての書斎にロスコの絵を飾ってました。小さな絵ですが、朝夕と絵を観る中、朝の光、夕焼けの中、その時々で色々な表情を見せてくれる絵だったと思っています。そして、時にロスコの絵を見て内省する事もあり、改めて、現代宗教絵画なんだと感じてます。
また、ロスコの絵は、絵単体より、壁面と鑑賞者がいて、それを含めて、1つの絵になっているのが、とても面白いと思ってます。
上記画像は、下記サイトを活用。