好きな画家と作品(アンリ・マティス)
実家に集英社刊行の【現代世界の美術】という、1冊の1人の画家の絵を集めた美術書がありました。その美術書の第10巻がアンリ・マティスでした。
私のマティスの作品への興味は、大胆なデフォルメとカラフルな色使いで作られた、切り絵からです。新卒の就活時、たまたま立ち寄った大阪の画材屋で、大きなブルーヌードのポスターが額入で売っており、その場で購入しました。とても大きな絵の為、配送料も高く、結局自分で持ち運ぶ事を選んだのは、懐かしい思い出です。この絵は、長い事リビングに飾っていました。
さて、切り絵を集めた版画集【ジャズ】はとても好きな作品です。マティスの切り絵は、優美なデフォルメ、カラフルな色合いに魅了されます。ついつい、このカラフルな色合いに目がいきますが、白色や余白を効果的に使っているから、デフォルメ、他の色が引き立つのだと感じてます。
白色が多いのもあり、部屋を、明るく華やかにしてくれる、マティスの切り絵は、大好きです。部屋を明るくという事で、かつては家の廊下、今は自室にマティスの切り絵を飾ってます。
最近は、ゆっくりと丁寧に生きたいと思う様になったからか、飾りたい絵の好みが変わってきました。以前の白地を多用したものから、ダンスや赤のハーモニーの様に、深い色合いの絵に囲まれても良いなと思う日々です。