想像していなかった未来
パンデミックのはじまり
2020年、新型コロナウイルスのパンデミックは世界中に深刻な影響を与え、人々の生活を一変させました。
感染拡大を防ぐために緊急事態宣言が発令され、多くの人々が急遽在宅勤務を始め、不要不急の外出を控える生活を余儀なくされました。私も例外ではなく、毎日自宅で過ごす日々が続きました。
人生最大の試練
それから2年後の2022年、まだパンデミックの影響が続く中、突然、人生最大の試練が私を襲いました。脳出血により身体の半分の自由を失い、それまでのように歩いたり、走ったり、好きなときに好きな場所へ行くことができなくなったのです。
このままでは寝たきりになってしまう——その恐れから、私はリハビリを選びました。
身体は動かせるようになると信じて、毎日リハビリに取り組むことにしたのです。
長い道のり
しかし、リハビリの道のりは決して平坦ではありません。昨日できたことが今日できなくなることもあれば、逆に昨日はできなかったことが突然できるようになる日もあります。さらに、まだできないことも多く残っています。それでも、こうした小さな変化を繰り返しながら、少しずつ前に進んでいることを感じています。
新しい未来へ
新型コロナウイルスのパンデミックも、自分がこんな状況になることも、まったく想像していなかった未来です。パンデミックは人々の努力によって収束へ向かいましたが、私の身体の回復にはもっと時間がかかります。それでも、日々のリハビリの積み重ねが未来の自分を作ると信じて、これからも挑戦を続けていこうと思います。