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「できない」を「できる」に変えた自助具の紹介

▼片麻痺とは
脳梗塞や脳出血といった脳卒中で起こる運動麻痺の中で、主なタイプとなります。
身体の右半分または左半分に麻痺症状が出ることをいいます。半身麻痺と言われることもあります。
 手足が動かないだけではなく、筋力が低下するため、体のバランスが取りにくくなります。 また、手足だけではなく口や顔面にも片麻痺の症状が出るため、うまく食べられなくなったり、スムーズに話せなくなったりすることもあります。


片麻痺になると、身体の左右どちらかが動かなくなったり、動かしにくくなったりするため、不自由さを感じることがあります。歩行はもちろん、特に手作業では、これまで両手で行っていたことを片手だけで行わなければならず、不便に感じる場面が増えます。

こうした不便を少しでも軽減するために、『自助具』と呼ばれる福祉用具を活用したり、家にある物を工夫して自助具の代わりとして利用したりすることで、作業をよりスムーズに行えるようにしています。

今回は、私が「できない」を「できる」に変えた自助具や、工夫して使用しているアイテムを紹介します。


◆「できない」を「できる」に変えた自助具

手の爪切り
片麻痺になると、麻痺側の手の爪は切れても、非麻痺側の爪を切ることが難しくなります。
そのため、片手で爪を切る方法をいろいろと調べた結果、作業療法士の方が作った自助具に出会いました。
この自助具を購入して使用したところ、片手でも爪を切ることができるようになりました。

私が購入した爪切りは・・・
 ▷nico
  片手生活や身体が不自由な方の為の生活道具

非麻痺側の手だけで爪切りができますが、麻痺側で押したりおさえたりと、ちょっとした麻痺側のリハビリ自主トレにもなります。

他にも・・・
介護保険を利用して購入することができる福祉用具にも、片手で爪を切ることができる自助具があります。

つぶやき
入院中は看護師さんが爪を切ってくれていましたが、退院後は家族にお願いするか、通所リハビリの看護師さんにお願いすることが一般的です。
また、医療機関で爪切りを行ってくれる場合もあるようです。
私が通っている通所リハビリでは、自助具を使って自分で爪を切っている利用者さんは少なく、どうしても自分で切るのが難しい方も多いようです。
それでも、自分で挑戦してみようと思う方は、ぜひチャレンジしてみてください。

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