
『私の人生ウルトラソウル』 第1章:運命のリスタート
春の光が病室に差し込む。静かな朝、目を覚ました私は、左半身が動かないことに気づいた。脳出血。突然の出来事が、私の日常を一変させた。
「何もできない」と涙がこぼれそうになるたび、
病室の小さなラジオから流れる
B'zの 『ultra soul』 が私を奮い立たせた。
そして輝くウルトラソウル!HIGH!
そのフレーズが、心の奥深くに火を灯した。
— 運命の音楽 —
私はこれまで、人生の節目や大切な勝負の瞬間、いつも『ultra soul』を聴きながらその場所へ向かった。
初めての就職面接、転職活動、大きなプレゼン、そして新たな環境への一歩。緊張で胸が張り裂けそうなとき、イヤホンから流れる『ultra soul』が私の背中を押してくれた。
ultra soul B'z
どれだけがんばりゃいい 誰かのためなの?
分かっているのに決意(おもい)は揺らぐ
結末ばかりに気を取られ
この瞬間(とき)を楽しめないメマイ...
夢じゃないあれもこれも
その手でドアを開けましょう
祝福が欲しいのなら
悲しみを知り 独りで泣きましょう
そして輝く ウルトラソウル!HIGH!
おのれの限界に気づいたつもりかい??
かすり傷さえも無いまま終りそう
一番大事な人がホラ
いつでもあなたを見てる Ican tell
夢じゃないあれもこれも
今こそ胸をはりましょう
祝福が欲しいのなら
底無しのペイン 迎えてあげましょう
そして戦うウルトラソウル!HIGH!
希望と失望に遊ばれて 鍛え抜かれる Do it
夢じゃないあれもこれも
今こそ胸をはりましょう
祝福が欲しいのなら 歓びを知りパーっとばらまけ
ホントだらけあれもこれも
その真っただ中 暴れてやりましょう
そして羽ばたくウルトラソウル!HIGH!
この曲が胸に響くたび、自分の限界を超えていこうと思えた。
そして今、病室の窓から見える新しい空の下で、私はもう一度、その曲とともに立ち上がることを決意した。