「ヘヴン」遠藤淑子
漫画の感想文です。
好きな漫画家の、好きな作品のひとつです。
文庫本も出ています。
過去の戦争によって荒廃した世界。
そこに登場する主人公の元軍人のマット(女性)と人型ロボットのルークを取り巻くお話です。
ふたりでマットの姉であるホリーの病気の治療費を稼ぐために仕事を探します。その仕事で色々な事件(?)に遭遇します。
ロボットのルークにはモデルとなった青年、デイビーがいました。
彼、デイビーと彼の親友のジョナサン、彼等の友人たちに起こる辛くて悲しい事件。ルークが誕生するまでのお話が「ヘヴン2」。
作品のワードに紛争やテロ、殺人などが出てくるのでそういうのが苦手な方にはお勧め出来ませんが、どなたでも楽しめるかと思います。
作中の登場人物の台詞、とても印象に残るものが沢山あります。
何気なく空を見上げて「世界は素晴らしい」って言える気持ちを、私も持ちたいものです。
20年以上前の作品ですが…とても面白いので是非読んでみてください。
そしてあなただけの、お気に入りの場面を見つけてほしいです。
他にも「マダムとミスター」「狼には気をつけて」もお勧めです(^^)