好きなことをする暮らし方
退職して以降、それに伴う手続きや断捨離などが落ち着いてくると、
毎日に余裕を持てるようになった。
サラリーマン時代は時間に追われて、休日も仕事や部下のことが
頭の中を駆け巡っており、落ち着くようなことが殆どなかった。
”オカシイ”と心の中で感じているものの、生活する為と割り切り、
気づけば半世紀を過ぎた人生を送っていた。
生活する為、という言葉
今思うと、やはり”オカシイ”。
生活する為に、この世に生まれてきたのだろうか?
この世に生まれてきた為に、生活する。
なんか違和感を感じていた。
せっかくこの世に生まれてきたのだから、樂しく生活したい。
樂しく生活する為に何をすればよいか。
哲学書や精神世界分野など読んできて、
私なりの結論は【好きなことをする】に至った。
自分の好きな事のひとつに、本を読むことだ。
サラリーマン時代は仕事で活かす為に本を読んできたが、
退職後の断捨離時に、仕事に関した数百冊ほどの本を処分した。
今は、読んでみたいと感じる本のみが手元に残っている。
最近読了した1冊を書き留めてみることにする。
「自転しながら公転する」山本文緒(著)
ひょんなことからこの本のことを知って、図書館でさっそく借りた。
まず手にして感じたことは、
・表紙が印象的
・かなり分厚い(478頁)
読み始めると、日常を描写しており、この本の世界観に没入できた。
内容については割愛するが、
作品に登場する人物たちの、生活する為に悩む姿に共感した。
また読み進めながら、今までの自分の人生と照らし合わせていた。
この作品はドラマ化されているので、見てみようと思う。