難経(なんぎょう)第二十二難
ついに是動病と所生病に突入。
難経に限らず、この是動病と所生病ってやつは、古典を紐解くうえで結構キモになるんですよね・・・だから避けて通れない。でもそこまで分類することにこだわるのもどうかと思ってしまい、結局は知識としては頭に入れるけど臨床ではあまり意識してないかもしれません。
ということで、書き下し文です。
二十二難に曰く、経に言う、脈に是動あり、所生病あり、と。一脈変じて二病となすとは、何ぞや。
然り。経に言う是動とは、気なり。所生病とは、血なり。邪気に在れば、気は是動となす。邪血に在れば、血は所生病となす。気は、これを◆むるを主り、血は、これを濡すを主る。気留りて行らざれば、気の先ず病むるをなすなり。血壅がりて濡さざれば、血の後れて病むるをなすなり。故に先ず是動となし、後に所生なり。
まあ気と血のどちらに邪があるかで分けて、是動と所生に区分してるだけなので、ここまでだったら何とかついてこれるでしょ。
ここからですよ、古典の沼は・・・