呼吸の「こ」の字
鶏が先か卵が先か、の議論に近いものがあるけど、
呼吸、どっちが先だったんだろう・・・
と考えたときに、赤ん坊が生まれる瞬間、肺が膨らんで外気を吸い込みそしておギャーと泣き始める・・・そう、吸、が先なんだよね。
(厳密には、胎児の状態でも「呼吸様」の動きはあるけど、呼吸はしてないので、「呼吸」と呼べる行為自体は、出生直後からってことで)
東洋医学的に言うと、呼吸の「呼」をつかさどるのは肺、「吸」をつかさどるのは腎、と言われてることを考えても、まずは腎でイグニッション、そして肺に移ってそこからエンジンがかかり始めるってイメージかな。
母体から出る前から様々な動きや要因によって、ある種「自然に」始まる呼吸。ヨガやストレッチなどで、号令に合わせる呼吸、つまり自分にとって「不自然な」呼吸をして体調が悪くなった経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
はい吸って~
吐いて~
これやってると、私も体調が悪くなる一人です。
呼吸という「動作」を意識的に行うことで、自律神経系へのフィードバックによって自律神経系の調整が乱れるんだよね。
だから一番良いのは、体の(特に胸郭や首など)動きによって自然に呼吸ができるということ。
次はこのあたりのことを詳しく掘り下げていきます。