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専門用語は外国語?
専門用語やカタカナ用語をやたらと並べ立てて説明する。
もうさ、何いってるか分からない。
あなたの世界の共通語かもしれないけど、それを聞いている私にとってはまさに外国語。
これは医療界に限らず、おそらく会社の中でのひとコマでもあると思う。
たとえば中途入社した人と、以前からその会社にいる人どおしの会話。
その会社にとっては、ごくごく一般的な単語や表現だろうから相手も理解しているだろうと滔々と話を進めるけど、中途入社した人はまだその会社の実態(文化だとか人間関係だとかも、ぜーんぶひっくるめて)を知らないわけだし、中途で入ってしばらくしても、おそらくいきなり知らない単語を使ってみんなが会話をしているなんて場面に遭遇することが多いだろう。
かくいう私もその一人だったからね。
半分切れ気味に、何でそんなことも分からないのといわんばかりに噛み付かれても、あたしゃそんな単語知らないし、そもそも会社の中でしか通用しない言葉でしょ、って。
医療の場面では、この図式が古株社員と中途(新入)社員から、医師と患者、となる。
医療関係者からの説明などで、いきなり専門用語(まあこの場合は「病名」だったり「検査名」だったり)だけで話されても、患者さん側はホントは話された数割しか理解できていないなんてこと、患者さんの立場になったときに経験があるんじゃないだろうか。
もちろんね、端的に説明するなら専門用語ですよ、そりゃ。
だけど相手に理解してもらう必要があるなら、専門用語を使いつつ、それを噛み砕いて伝えるように努力する必要あるし、聴く側も、その単語を知らなくて当たり前なんだからさも知っているかのようなそぶりしないで、はっきりと分からないことは分からないと言おう。
自分の意見を言う。
結局それ、自分のためにもなるし、めぐりめぐって相手のためにもなる。
まあ、専門用語や難しい表現、カタカナ表現を多用して、相手に対してマウントを取りたいヒトもいるから、話を聴く側は要注意。
注意はしてても、自分の身を守らなきゃ、だからちゃんと分からんことは分からんと言おう。
それだけでマウントは取られやしないから。