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断ったはずが再びスカウトされた59歳~必要とされる喜びと複雑な思い~
今年の7月、前の前の会社の上司で現在は会社経営者の恩師との会食でご馳走になった際、「スカウトだよな」と想定はしていた。
ただ、今年に入り自力でつかみ取ったばかりの相談員の仕事を手放すつもりはなく、自分の答えは決まっていた。
そして「元気でやっているならいいよ」というお言葉をいただき、事実上お断りした…と思っていた。
ところが、それから2カ月も経たない9月のある日、「ご無沙汰しています。近々懇親の機会をいただきたく。」とLINEで連絡をもらった。
候補日程も提示されていた。
全然ご無沙汰してないのに笑
ともかく断る理由は何もなく、10月某日(翌月)を希望し返信した。
あらためてスカウトの話であることは察知した。
2カ月も経たないうちに連絡があったということは、「かなりの本気度」であることも想像できた。
当日が訪れる前の1週間くらいは眠りが浅くなり、明らかに動揺している自分がいた。
好待遇も予想されたので、連絡もらった当初は「恩義のある方。これも運命、受けるべきか。」という思いもよぎった。
いずれにしても、まずどんな話なのか、聞いてからだよな・・・
もしかしたら何の取引もない普通の懇親会かもしれないし笑
ということで、今回も横浜の夜景が美しいレストラン。
今回は高級中華料理。(前回はイタリアン)
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この日はDa-iCEが来ていたらしい
約束の時間より少し早めに到着すると、既にその方は来られていた。
第一声は、「おう、久しぶり。」
(だから、久しぶりじゃないですって笑…わざと言ってるのかな…)
そして、乾杯前(酔っぱらう前)に本題から始まった。
「単刀直入に話をする。何の話か察知してたと思うけど、うちの会社に企画責任者として来てほしい。」
やはりそうか・・・
以降は、具体的な条件を提示された。
🔷 企画責任者ー今は人事企画が同じ組織だが企画を独立
(企画機能の強化という主旨)
🔷 年収の提示、65歳の定年まで
(今の私の年収の1.6倍)
🔷 将来的には役員への登用も考える
🔷 時期は1月(12月決算のため)
🔶 リスクは、自分(元上司)がいつまで社長をやるか
会社規模は100人強の製造・販売会社、平均年齢は30歳くらいと若い会社で、スタッフ機能の強化が重点課題ということだ。
部下だった時代、この方のもとで企画責任者としてお仕えしていた。
思えば、前回はふわっとした感じで、このような具体的な話ではなかった。
再度オファーをもらった背景は以下のような感じか。
・前回は退職後の私の様子を確認しに来ただけだった
・「人事」ではなく「企画」としてのお誘い→優先課題が変わった
(以前お話した際は、人事責任者が必要という話をされていた)
・別の人材を探していたが、見つからなかった(あるいは断られた)
いずれにしても・・・
ありがたい話だ( ;∀;)
感謝のお言葉を伝え、同時に即答ができないことをお詫びした。
1~2週間以内には連絡することをお約束し、会食が始まった。
(この後、元上司時代の秘書を務めていた女性が合流)
以下、コース料理の写真。自分が影になってしまい、実際の見た目ほどのクオリティが出せなかったのが残念。
最初の写真の紹興酒が口当たりまろやかで美味しかった。
いい酒は悪酔いしないな、とあらためて実感した。
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あー美味しかった!
今回もご馳走になってしまった・・・
ここまでしていただいたら普通は即答でオファーを受けるのだろうが・・・
私には2年前の退職決断時に軸とした考え方がある。
①セカンドストーリーはこれまでと全く違うことをやりたい
②特に社会的に支援が必要な方のサポートをしたい
③管理職ではなくプレーヤーとして自分の可能性に挑戦したい
具体的には、キャリアコンサルタントの資格を取得して「相談員」の仕事を目指し、本年4月に目標に達した。
最初の会社の同僚や同期の多くも退職しているが、自分のような異業種・い職種転身は珍しい方だと思う。
そして、今回のオファーは上記①~③の軸からは外れてしまう・・・
どうする、ゆずりん
などと言ってる場合ではないが笑、59歳の凡人かつ老兵にこのようなお話をいただけたことに素直に喜びを感じたい。
さあ、何を優先するのか。自分の軸か、恩義か、安定なのか、待遇・収入か・・・
今の仕事は1年契約なのでリスクあり、事実上65歳まで保証されるというのはすごいことだよな…
家族もある身だし。
それにしても、そんなに評価もらえるほど仕事できたかな^^;
市場価値を認めてもらったことは素直に喜びたいが・・・
返事は今週末。じっくり考える。
以上、私の2回目のスカウトストーリーを最後まで読んでいただきありがとうございます。
自分の考えを整理するための投稿でもありました。
おかげで整理できました。どちらを選んでも悔いは残るかもしれませんが、この重い決断をしたこと自身を良い思い出にしたいと思います。
表題の写真は、店に向かう途中で見つけたシルバニアファミリーのポップアップパークでの一枚。あまりにかわいくて撮りました。
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