見出し画像

「担当エリアは駆けつけ可能な範囲で」株式会社サンライフ 山田主任インタビュー

こんにちは。
今回は株式会社サンライフ・主任ケアマネージャーの山田さんにお話をお伺いしました。
20年以上福祉業界に従事されている山田さん。
ご入社のきっかけや利用者さまとのエピソード、これからの介護業界などをお聞きしました。
ぜひ、最後までご覧ください!

福祉業界でキャリアアップ

ーこれまでのご経歴を教えてください。

福祉系の大学を卒業後に異業種を1年経験し、病院に7年間勤務しました。
その後は、他の病院で生活相談員として働きました。
それからは新規開業のデイサービスの立ち上げに関わり、生活相談員として施設の利用者さんやご家族のご相談にのっていましたね。
その当時はケアマネージャーの資格制度はなく、2000年に介護保険制度がはじまるにあたり、利用者さんの介護プラン作成などを担うために資格ができました。
ケアマネージャーの資格を取得するには、生活相談員として5年の実務経験が必要で、2005年に試験に挑み資格を取得しました。
そして、キャリアアップのためにケアマネージャーとしてクリニックへ転職してから、サンライフへ入社しています。

ーご入社のきっかけは何でしたか?

5年前に石上社長から、「ケアプランセンター(居宅介護支援事業所)を立ち上げましょう」と声をかけていただいたのがきっかけです。
サンライフでは、主任ケアマネージャーとして管理全般の業務に携わっています。
石上社長とはじめてお会いしたのは10年前で、当時の勤務先のクリニックとケアプランセンターのパンフレットを持っていったことで、知り合いになりました。

利用者さんと関わる全ての人に寄り添う

ーご入社後のイメージギャップはありましたか?

イメージギャップは感じませんでした。
入社前から石上社長の優しさが表情ににじみ出ていたので、入社後もイメージ通りで、話しやすくて温かい雰囲気の職場です。

ーこれまで嬉しかったことを教えてください。

利用者さんやご家族が、お互い言えない本音を、私に話してくれることがあります。
「頼みにくいことも相談できる」と言っていただけることが嬉しいですね。
どうしても私が仲介に入ったほうがいいときは、ズバッと言って問題を解決したりしていますよ。

ーお仕事で大切にされていることは何ですか?

現場で働く人の気持ちを尊重することを大切にしていて、ケアマネージャーは裏方の仕事だと思っています。
ケアマネージャーは書類作成の業務が多いので、事業所さんにお願いすることがよくあります。
その際、事業所さんの意向を聞きながら進めることになるので、現場のスタッフを立てていかないといけません。
ケアマネージャーが前面に出すぎると、現場の人がやりにくくなってしまいますからね。
現場で働く方々を大切にし、信頼して任せることを意識しています。
往診など現場の方々が利用者さん宅へ訪問する際は、スケジュールがずれることもあります。
利用者さんが問題なければ、現場の判断を尊重するようにしていますよ。

ーこのお仕事で大変だったことや辛かったことはありましたか?

介護保険サービスを受けられるように、ケアプラン関連の書類が多いのが大変ですね。
辛かったこともありますよ。
自転車で利用者さんの自宅へ訪問しているため、現在は担当範囲を絞って、サポートが行き届く範囲を担当しています。
過去には広範囲を担当していたので、地域が違うと自転車ですぐ駆けつけるのが難しかったことが悔しくて辛かったんです。
利用者さんが救急搬送された際、私が一緒に救急車に乗れなかったことが何度かあり、それが担当エリア見直しのきっかけになりました。
今は自転車で訪問できる範囲で、なにかあればすぐに駆けつけられるようにしています。
利用者さんのご家族は日中にお仕事をされていたりしますし、まず私が駆けつけて、あとはご家族へバトンタッチしています。

社長の存在が会社の魅力

ー会社の魅力とそのエピソードを教えてください。

石上社長が優しくて朗らかで、私たちの体調や働く環境に配慮してくださることです。
コロナ禍では、パソコンやWi-Fiルーターを貸し出してしてくださり、在宅で仕事ができるようになりました。
現在も、自宅や外出先などでパソコン作業をすることができます。
また、私は自転車で利用者さんを訪問していますが、雨の日には社長から「帰ってきてもいいよ」「遠くに行かなくていいよ」と声をかけていただきます。
体調が悪い時には「病院に行ったらいいよ」と言ってくださり、安心です。
そして、事務所は福祉関係のような雰囲気ではなく、サロンのように綺麗です。
私たちが黄色や植物が好きと言うと、社長がそれらを取り入れてくれてくださり、心地よい空間を作ってくださいました。
このようなサポートや気遣いが、この会社の魅力ですね。

ーどんな人が会社に向いてると思いますか?

人の気持ちがわかり、優しい人が向いていると思います。
他には、小さなことにこだわらず、物ごとを大らかに受け止められる人ですね。
利用者さんなど人相手の職業なので、自分の思い通りにはならないことがあります。
それでイライラしてしまうと、職場の雰囲気も悪くなりますから。

ー今後、ケアマネージャーの需要は高まると思われますか?

高齢者人口の増加に伴い、介護サービスの必要性は増しているので、ケアマネージャーの需要はあります。
しかし、国の方針として高齢者向けのサービスが徐々に「介護」から「要支援」へと移行していく可能性もあり、需要の形は変わっていくかもしれません。
ただ、現状ではいくつかの課題があります。
人手不足で、持ちこたえられなくなった事業所が閉鎖に追い込まれています。
そして、今後の主任ケアマネージャー不足も大きな課題になりそうです。
現在は主任ケアマネ―ジャーの急な退職があった場合、経過措置として主任ケアマネージャーを管理者にせずに事業所を運営できるのですが、この措置は令和9年頃に終了する見込みです。
そうなると主任ケアマネージャーが不在の事業所は運営を続けることができなくなります。
しかし、主任ケアマネージャーになるための研修回数は兵庫県だと6回と多く、時間が必要です。

最後に

山田さんは主任ケアマネージャーとして、日々利用者さんとご家族に寄り添い、信頼関係を築かれています。
優しさが溢れる社長のもと、仕事で大変なことがあっても温かい気持ちが保てる職場に感じました。
株式会社サンライフについてもっと知りたい方は、ぜひ他の記事もご覧ください!


いいなと思ったら応援しよう!