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自分を変える習慣#1:感情の解像度を上げる

日常で感じる様々な感情を、より細かく言語化する練習をします。例えば、「なんとなくイライラする」を「焦燥感からくるイライラ」「他者への不満からくるイライラ」「自己嫌悪からくるイライラ」のように分解します。



私たちは毎日、いろんな気持ちを感じていますよね。嬉しい、悲しい、怒っている、楽しい…でも、これらの気持ちを、何となくぼんやりとしたままにしていることも多いのではないでしょうか。

「なんかモヤモヤする」「イライラする」みたいに、ハッキリとしない感じのままにしてしまっているかもしれません。

実は、感情って、もっと細かく分けられるものなんです。例えば、カメラのレンズを想像してみてください。解像度が低いと、写真がぼやけて、何が写っているかよくわかりませんよね。

感情も同じで、解像度が低いと、自分の気持ちが何なのか、どうしてそう感じるのか、よくわからなくなってしまうんです。

そこで大切になるのが「感情の解像度を上げる」ということ。これは、自分の感情をより細かく、具体的に捉えられるように、心のレンズを磨くようなイメージです。

例えば、「イライラする」という感情を考えてみましょう。「イライラする」にも、実は色々な種類があるんです。一つは、時間がなくて焦って感じるイライラ。もう一つは、誰かの言動に腹を立てて感じるイライラ。そして、自分のふがいなさにがっかりして感じるイライラもあるかもしれません。

このように、同じ「イライラ」という感情でも、その原因によって、感じる種類が違うんです。種類が違えば、それぞれの感情に合った対処法も変わってくるのです。

もし、焦ってイライラしているなら、スケジュールを見直すのが良いかもしれません。人に腹を立ててイライラしているなら、相手と冷静に話し合うのが良いかもしれません。


Proceed steadily and carefully.

では、感情の解像度を上げると、どんな良いことがあるのでしょうか?

自分の感情を細かく理解できるようになると、まるで心の地図を手に入れたかのように、自分の気持ちを上手にコントロールできるようになります。

感情に振り回されることが少なくなり、ついカッとなったり、落ち込みすぎたりすることが減るでしょう。また、自分の感情の原因がわかることで、ストレスを減らすこともできます。

例えば、焦ってイライラしているなら、スケジュールを調整することで、ストレスが和らぐはずです。さらに、どんな時にどんな気持ちになるのか、自分の心のクセが見えてくるので、自分自身のことをもっと深く理解できるようになります。

自分の気持ちをちゃんと伝えられるようになり、周りの人の気持ちも理解できるようになることで、より良い人間関係を築けるようにもなります。色々な感情に柔軟に対応できるようになり、変化にも強くなり、心の柔軟性も高まるのです。

感情の解像度を上げるために、何か特別なことをする必要はありません。

少しずつ、まるで心の筋トレのように、練習すれば大丈夫です。毎日、どんな気持ちになったか、どんなことがあったかを日記に書いてみましょう。

感情の色や温度、形を想像して書くのも面白いかもしれません。また、「モヤモヤ」とか「イライラ」だけでなく、もっと色々な感情を表す言葉を知って、使ってみましょう。

瞑想や深呼吸をして、自分の感情を静かに観察する練習も効果的です。同じ出来事でも、考え方によって感情が変わるので、自分の考え方に気づいて、少しずつ変えていく練習もしてみるのもいいかもしれません。

感情の解像度を上げることは、すぐに効果が出るものではありません。
でも、少しずつ練習していくことで、自分の気持ちをもっと深く理解できるようになり、より豊かな人生を送れるようになるはずです。

まるで心のレンズを磨くように、自分の感情を丁寧に見ていくことが、とても大切なのです。



人生で迷ったとき、心理学はそっと背中を押してくれる優しい友人です

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Mr.こころの虹
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