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『したい、、、と思うことだけしましょう』 『しないと、、、と思うことはしないでおきましょう』〜JIC日本語教師養成講座での一コマ〜

こんにちは。

JIC協会では、『JIC日本語教師養成講座』という講座があり、「日本語教師になりたい!」という皆様に、「知識」と「技術」と「自分らしい形」を繋いで、個別指導させていただいております。
(資格、学歴、国籍、年齢、職業、何にも必要ありません。)

この講座、最長で半年の講座なのですが、受講生の皆さん、この間に

  1. なりたい自分が見えて

  2. なりたい自分までの道のりが見えて

  3. 一歩進み、二歩進み、

  4. うまくいったり、いかなかったり

  5. そしてまた、新しい一歩、二歩を進み、

  6. それを何度か繰り返して

  7. 「これだ!」
    を見つけます。

この繰り返しを、「1回」やっただけでは、まだまだ基礎が固まりません。

2回、3回と、何度かやっていくうちに、だんだん
「戻らなくなる」
という現象が起こります^^

その頃には、受講生の皆さんも、
「実感」
があるので、

「あ、私、もう大丈夫だな」
と、気がつきます。

その中で、特に

4.うまくいったり、いかなかったり

の部分で、モチベーションが下がることもあります。

また、そうじゃなくても、数ヶ月に1〜2回くらいは、気持ちがのらず、
「したい!」
で、始めた講座も

「しないと」
に、気持ちが変わっているときがあります。

そんな時は、だいたい、
「いろいろなことが重なって、出口が分からなくなっている」
ということが多いようです。

つい、先日も、こんなひと言をお話しました。

『したい、、、と思うことだけしましょう』
『しないと、、、と思うことはしないでおきましょう』


です。

私がお手伝いさせていただけるのは、この講座内のことだけ、です。

でも、多くの考え方に通じる「共通点」は、一つの世界の問題解決が、他の世界の問題解決に繋がっていることは、多く、多くあります。

そこで、講座内で、
Q:「これは「したい」ですか?「しないと」ですか?」

という質問を、小さなことから全部洗い出し、ご本人の気持ちを確認していきました。

そして、90分の講座の最後には、、、

Q:「どうですか?今整理したこの項目の中に、したくないな、、、とか、しないと、、、という気持ちが、まだ残っているものはありますか?」

という質問に、

A:「いえ、全然ありません。私、こんなにしたいことがあったんだ、、、。嬉しいです^^」

というようなお返事をいただき、すっきりと90分を終えました。

???講座内で、日本語のことをしないで、、、カウンセリング?
それも、講座の始まりじゃなくて、講座の中盤で???

と思った方もいらっしゃるかもしれません。

この講座では、
知識」と「技術」と「自分らしい形」を繋いで、個別指導させていただいております。
と、上に明記しましたが、この、文字にはしていないところで

「受講生の状況や気持ちを尊重する」
という思いが常にあります。

それを越えて
「知識」と「技術」と「自分らしい形」
を手にしたとしても、心が追いついていきません。
せっかくの知識や技術や自分らしい形も、本人の幸せに繋がりません。

この、
受講生の状況や気持ちを尊重する」
を、時にカウンセリングにしたり、時に、他の方法をとったり、そこは、感覚で判断しています。

「人は、育てたように育つ」
と、以前、どなたかに言っていただいた言葉があります。

ここは、私が日本語教師の皆さんに向き合わせていただくときに、とーっても大切にしているところです。

つまり、

「私が接しているように、他の教師や生徒さんに接する」
と思っています。

だから、言葉ではなく、行動で、心で、
「あなたを大切に思っています」
ということをお伝えすることが大切だと思っています。

この連鎖は、きっと、言葉を越えて、日本語の中に包まれて、人から人に伝わっていくのだと思っています。

90分後の✿さんのすっきとした表情が、今日の私のご褒美です^^

私が、今日、生きていることに、価値を与えてくれてありがとうございます、✿さん!

これからも、こんな気持ちで、この講座の受講生の皆さんに、向き合わせていただけたらと思います^^

『JIC日本語教師養成講座』

Chihomi@JIC協会


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