「贅沢」に浸れるようになった
自己肯定感が低い!と評判の発達障害民。
私もASDと精神疾患の合わせ技でもれなく低かった。今も高くはない……。
幸い20代半ばから少しずつ暮らしが上向きになってきた。
美味しいもの、良い場所、人、事に出会ったとき、「私の人生でこんな贅沢が起きていいのか……?」と毎回のように口に出していた。
ある種の罪悪感や、二度と同じものに会えないだろうという諦観や、良くないことの前触れじゃないかという不安があった。
だけど1年ほど前からそう思わなくなった。
今は素直に幸福感に浸れている。
「はー贅沢だなぁー」と言いながら。
自分の嫌なところは相変わらずあるけれど、
踏ん張って生きてきた!と今は言える。
これを得るだけの代償を払ってきたから、私に見合った経験だ、と。
……自己肯定感が低いとつまらないことばかり考えるよね。
他人と自分を比べないこと、新しいことに挑戦してみること、過去からの進歩だけを見ること。それが自己肯定感アップの手がかりだと思う。
私はこれを「向上心」と呼んでいる。