インタビュー記事がなんかイケてないと悩んだ時に読むnote 【記事設計シート付き】
noteやwantedlyなどの媒体を用いて、採用に向けた自社の広報をするのがだんだん主流になってきました。その中でも特に目立つのが、「社員へのインタビュー記事」です。どんな人が働いているのか、どんなことをしているのか、会社の雰囲気はどんな感じか知りたいという候補者のニーズにあわせた、いわば”テッパン”のコンテンツです。
とはいえこんな悩みを抱えている人は多いと思います。
・インタビューの掘り下げ方がわからない、むずかしい
・コンテンツのクオリティが担保できない
・どんなコンテンツにしたら読まれるのかわからない
・他で忙しすぎてそもそも記事を書く時間がない、続かない
本日は私が気をつけていること、そして秘伝の「社員にインタビューするときの設計用ワークシート」を公開します。(あと最後にちょっとだけ、私の所属するHeaR株式会社の宣伝もします!)
インタビュー記事がイケてない理由
ではそもそも、なんでインタビュー記事がイケてないかんじになってしまうのか。
・インタビューの深掘りができていないから
インタビューの大枠は設計したけど、なんか全員に同じこと聞いていて代わり映えしないな……となってしまうケース。初期で大枠の質問設計を考えるのは必要なことですが、大事なのは深掘り力です。よりよいインタビュー記事の執筆には、「その会社だからこそ」「その人だからこそ」の内容を引き出すため、深掘りしていく力は必須になります。
・インタビュー記事を客観視できていないから
インタビュー記事のゴールは採用やブランディングです。会社をより深く知ってもらうために作るコンテンツなので、候補者の視点に立って、本当に知りたい情報を書くことが必要です。必ず、「どんな人に読んで欲しいか」を設定してから書き始めないと、ただの社員紹介になってしまいがちです。
インタビューで深掘りしていく方法
では、より深くインタビューをしていくためにはどんな準備が必要でしょうか。
1. インタビューを受けてくれる社員の分析
2. インタビューを二回に分け、事前ヒアリングに応じてもらう。
インタビューに関しては一発勝負にするより、 ”事前にこんなことを引き出せそうだ”という下調べをしておくのが無難です。特に、あまり詳しくない職業・部署の人である場合は分析や周りの人への聞き込みなどもぜひ行ってみてください。
最初のヒアリングに関しては、Slackやメールなどの回答でも問題ないと思います。スケジュールを適切に組み、インタビューを受けてくれる社員さんにあらかじめ回答してもらうようにしましょう。
▼ページの一番下にあるインタビュー設計シートに、事前ヒアリングにオススメの質問、下調べしたほうがいいことなどが記載されています。項目を埋めるだけでインタビュー記事の構成が作れてしまうワークシート!ぜひダウンロードしてご活用ください!
「候補者が読みたいインタビュー」はどんなものか
一般的に、転職活動中の候補者はこのような不安や疑問を抱えていると言われています。
・自分のイメージしている職務と、実際の職務が違ったらどうしよう……
・一緒に働く人と合わなかったらどうしよう……
・働き方は実際どんな感じなんだろうか。みんなどんなバランスで働いているのか……
・人事のいっていることは正しいんだろうか……
このような不安を踏まえた上で、インタビュー記事は二つの役割を果たします。
・入社後ギャップを減らすため、会社の雰囲気を知ってもらう(志望度が高い人に安心してもらう)
・広報コンテンツとして会社を知ってもらう(志望度に関係なく、多くの人に読んでもらう)
会社を褒めちぎっている記事は確かに愛が溢れていて読んでいて微笑ましくなります。一方で、入社後のギャップを埋める、もしくは広報コンテンツとしての価値はもう一歩!ということも多い印象です。
たかがインタビュー記事と思わず、必ず「読者ペルソナ」の設計をしましょう。採用ペルソナよりもさらに狭めて考えるのが吉です。
例えば、「28歳、女性。営業から広報にキャリアチェンジを希望している。転職を希望する理由は、現職の長時間労働」……これだけ設定するだけでも、社内から似たようなキャリアを歩んだ人を選んだり、語ってもらうエピソードの選定がクリアになります。
インタビュー設計が苦手でも大丈夫。ワークシートを無料配布中!
私自身がインタビュー記事を何本も書いてきた中で、気をつけるべきこと、考えておきたいことを一つにまとめたエクセルシートです!
・読者ペルソナ設計用のシート
・インタビューの事前ヒアリングシート
・当日のメモ
……などなど、”これさえあればなんとかなる”自信作です。ぜひご利用ください。
また、もし「会社で社員インタビューを含む採用広報をやりたいけど、人手が足りない」などのお悩みがある場合は、遠慮なく弊社HeaRのCXコンサルタントにご相談いただければ幸いです。