[無料DLあり]中堅療法士サミットの登壇と感想
わたし、蛙でしたわ。
【井の中の蛙、大海を知らず。】
療法士の世界って、こんなに広いんだと分かったんです。
ひと味違った世界観の広がるセミナー(サミット)に参加しました。
30名の登壇の方々がそれぞれのフィールドでお話されていました。
そして、登壇もできたことを心から感謝しました。
2023年3月19日までアーカイブ配信を購入できます。
全て、シリア・トルコ地震への寄付ですので募金するつもりで視聴していただけましたらとっても嬉しいです。
私の資料は改変無しで無料配布します。モッテケコノヤロー
▼PDFファイルはコチラから
▼keynote はコチラからhttps://drive.google.com/file/d/172fCK25x2_AykF6q0Rng6X6B_H-_HmFy/view?usp=share_link
ここからは私のセッションをゆるく、スライドを貼りながらテキストにしておこうかと思います。
タイトルは「生活期リハビリという、かたやぶりの種族」です。
かたやぶり‥種族‥わかる方には分かります。そうです。ポケモンです。
ポケモンには「かたやぶり」という特性を持ったポケモンがいます。
相手の持つ特性を無視して殴りつぶせる超攻撃型の特性です。
例えば、ウォッシュロトムというポケモンがいます。特性は浮遊。浮いてます。地面タイプの技は無効にします。カイリューというポケモンが「じしん」という地面技を放ったとしても、スカして0ダメージになります。
ただし、「かたやぶり」を持つオノノクスは「じしん」を有効化します。
私たち生活期の療法士も医療機関の人々からすれば「かたやぶり」に見えます。それ、意味あんの?と思われることも、実は生活のために必要なこともあるのです。
介護保険領域は「入ってみないと分からない」ルールがあります。
その一つが要介護認定です。介護保険を使うために段階づけがあります。
さて、要介護3の方がいました。その人がどれくらい体を動かせることができるかイメージできるでしょうか?おそらく医療機関の方は「?」となります。
要介護認定は「どれぐらいADLができるか?」「どれほど介護が必要か?」によって、段階が変わります。
それを厚生労働省から出されている「要介護状態区分別の状態像」が説明してくれています。
文字ばかりで、分かりにくいので、それを元にアイコンで作成しました。
さて、要介護3の方を担当した場合、表そのままのADLの方がいたとしましょう。どれを優先にしてリハビリするでしょうか?
表どおりだと①〜③になります。しかし、生活期では各々のご利用者さんによって変わるんですね。時にはスマホを使いこなせるようになって、「緊急連絡をできるようになる」が目標の優先になることがあります。
このように、生活期リハビリは「かたやぶり」に異質に見えるのです。
では、生活期で話題にあがる、「活動」を上げるのはどういった手順でしょうか?
階段を例にします。さっとん作戦ではまず、階段練習をスマホでご家族等に撮影してもらいます。そして、実際にやってもらうんですね。
それだけでは介助者さんは自信を持てず、トライできません。そのため、細かい設定を伝えます。そして、もし「失敗した時のための失敗リハーサル」をします。それによって、ミスが起こっても対処できる自信を持ってもらえます。
医療機関と生活期では、リハビリサービスに違いがあります。
それは「疾患」をみるか?「生活」をみるか?です。
今までは医療機関のリハビリフォーマットをそのまま在宅へ移行させていました。しかし、介護保険領域の成熟にともない、それだけでリハビリを完結できないことも、分かってきました。私たちは、私たち領域の中で型を持つことが、今後求められていくのです。
株式会社geneを運営している張本浩平さんの好きなことば。
私たちは役割が違うだけで、サービスの違いがあるだけなのです。
これから、私たち療法士は「マンパワー」という力を得ました。
しかし、あまりこのパワーが発揮されていないのです。
アマゾン川は良い例を与えてくれています。ソリモンエス川とネグロ川は「成分」「温度」「速さ」が全く異なる川が合流し、何マイルもかけて融合ます。
融合して力を得たアマゾン川は大西洋の河口で海水を押し出し、何マイルも真水で満たすことができます。
わたしたちも、今融合をする時期ではないでしょうか?「資格」も「病期」も「フィールド」も違った私たちが融合すれば、さらにパワーは強まるのです。
以上が当日お話した全貌になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
ぜひ、動画でみてくださいね!
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