データで考える理学療法士〜進路で考えてるみなさんへ〜
twitterとnoteを使って、アウトプットすることを始めて1ヶ月程度になりました。
始めてみると、理学療法士さん達のアカウントで表現されることがB to B市場(PTからPTへの投稿)が多く、一般の方への投稿って少ないなっていうのが個人的な感覚でした。
ずいぶん前から、私はSNSのアカウントを持っていました。
いたけれど、クライアントさんへ誤ったメッセージに間違えて広がること危惧して投稿はしてませんでしたが、一念発起。
積極的な投稿を決意して、およそ一ヶ月が経ちました。
気になる記事や情報をアップロードしましたが、進路を考えている一般の方や介護職、ケアマネージャーさんへの交流も積極的に行なっていきたいという思いもあり、進路を考えている方へ、どんな業界なのか?をイメージできるような内容を投稿しようと思います。
私は日頃、面白いデータなどをtwitterで投稿しております。
よろしければ、twitterのフォローもよろしくお願いします。
https://twitter.com/healthy_popo
その中でも【データで見る理学療法士】をまとめながら解説したいと思います。
さっとんは理学療法士をホンネではどう思っているの?
まず、初めに私がこの仕事についてどう思っているのかを宣言したいです。
私はこの仕事が大好きです。
この仕事を選んで良かったって心から思います。
理由はクライアントや他職種の方から「ありがとう」という言葉を頂ける。
その一言に尽きます。
自分の未熟さも知ることができるし、まだまだ伸ばさないといけない技術と、才能が尽きることが無い職業です。
その対価として報酬を頂けて、生活を成り立たせる事が出来ます。
確かに「大金を掴む」「一山当てる」ような仕事ではありません。
でも、人を通じて「喜んでもらえる」そんな仕事です。
そんな私の話はさておき、進路としての理学療法士はいかほどでしょうか?
国家試験さえ通れば仕事はある
5年ほど前のデータになりますが、国家試験さえ通ればほとんどの有資格者が仕事を得ることが出来ます。
何より、出身地近郊で仕事を得ることが出来る職業です。
このデータは私の肌感覚とも合致していて、とにかく職にありつける仕事だと思っています。
確かに、理学療法士の急増により、将来は仕事が無くなるかもしれないという懸念はありますが、それはどの業界も同じです。
卒業後はどこへ就職するの?
医療機関(病院)が圧倒的に多いです。
卒業前になるとどの学生さんも感じる事実として「卒業後も勉強しなければ」って感覚になります。
データを読む、教育を受ける、繋がりを作る、ためにも病院がベターな選択だと個人的にも思っております。
在学中の実習先はどこへ行くの?
実習地も病院が圧倒的にメジャーです。
介護施設では人手不足や一人職場なんて状態の場所があるため、受け入れる事が困難な事が挙げられます。
特に私が従事している「訪問リハビリ」となると、リハビリ提供の場所が各クライアントさんの家になるので、さらに実習を受け入れる事が困難です。
大きな法人で、数日帯同して経験することは出来るかもしれませんが、数ヶ月の実習を全て訪問で完結するのは聞いた事がありません。
お給料はいかほど?
これについては、以前に書いた「理学療法士のキャリアアップは現状5つしかない」に少しサイトをアップしてます。
このエッセイの中で、卒後のキャリアアップについてまとめているので、資格を得た後のイメージが出来る内容となっております。
女性も活躍できる仕事なの?
現在では男6:女4の比率となっております。
管理職となると、1990年代の比率が影響して男性管理職が多いのも事実ですが、女性がトップとして運営施設も少なくありません。
力仕事の要素もある仕事ですが、女性は活躍できる仕事です。
将来性が無いってホントなの?
理学療法士の資格者が増える一方で、2030年代からは高齢者「率」が上がって、高齢者「数」は増えません。
そのため、理学療法士の供給過多となり、業界全体としてはスキルを持った理学療法士が選ばれていく傾向にはなります。
診療報酬でも「短期リハビリ」での報酬を上げて「長期リハビリ」している報酬を下げる改定もすでに始まっています。
そのため、結果を出せる理学療法士が求められている事は間違いありません。
終わりに
私が理学療法士を進路として目指した20年前、相談できる相手は予備校の先生だけでした。
また、オープンスクールで出会った教員が初めて出会った理学療法士であり、その次に出会った理学療法士はもう実習のスーパーバイザーでした。
それぐらい理学療法士の人口が少ない中での進路決定でしたが、SNSやブログなどを通じて業界を俯瞰して見ることの出来る今の時代は羨ましいな、と思ってます。
その分、数が多くなった理学療法士さん達から「危機的な状況」という発信を見ることもあるでしょう。
それぞれの理学療法士さんで感じることに相違があることも事実ですが、この仕事がとっても素晴らしいって感じている「わたし」のような理学療法士がいることも知って頂けたらと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。