ドラクエウォークは何故パクリを繰り返すのか?
2024年9月12日(木)、ドラクエウォークに「ゆうべはおたのしみでしたね」という新機能が登場しました。
こちらは計測した睡眠時間によって勇者スライムの「夢冒険」のストーリーが進行し、さまざまな報酬が獲得できる機能です。
しかし、こちらの新機能、発表当初からドラクエスリープと言われ、ポケモンスリープと似たものを感じさせていました。
実際こうして見ると、グラフの形が少し違うだけでほぼ同じ機能だということがわかります。
ただ、睡眠計測アプリ自体は他にもあるため、これだけでパクリというのは無理があると感じるかもしれません。
しかし、ドラクエウォークには様々な面からパクリ疑惑がありました。
それについての説明を交えながら、今回のパクリについて考えて行きたいと思います。
☆ポケモンGOパクリ疑惑
ドラクエウォークはそもそもポケモンGOのパクリと言われ、リリースされた歴史があるのです。
ポケモンGOのリリース日は2016年7月22日(国内リリース日)
ドラクエウォークはそれから遅れること3年、2019年9月12日にリリースされています。
ポケモンGOはリリース1カ月で1億3000万DLを達成したゲームアプリで、ギネス記録にも認定されています。
社会現象ともなったポケモンGOは、位置情報を使ったゲームアプリとして最大の知名度と人気を誇っていました。
それに乗っかる形としてリリースされたのがドラクエウォークというわけです。
ドラクエウォークもポケモンGOと同じ位置情報を使ったゲームアプリです。
ゲームの内容には違いがあるとはいえ、位置情報ゲームアプリ=ポケモンGOの時代、さすがにパクリと言われても仕方ない部分はありましたね。
しかも、ポケモンとドラクエは同じRPGとして、任天堂とスクエニの代表作とも言える存在です。
そのドラクエがポケモンをパクったというのは、色々な意味で衝撃を与えました。
しかし、それでも繰り返された今回の事件。
それはスクエニファンだけでなく、多くのゲームファンを失望させました。
私も一ゲームファンとして、アイデアの盗作はひどく残念に思っています。
というのも最近のゲーム業界は、人気になったゲームの模倣がありふれているからです。
ヴァンパイアサバイバーズやスイカゲームは、今や数えきれないほどのパクリゲームが登場しています。
はっきりいってうんざりするぐらいですね。
しかも、そのほとんどが本家を超えない駄作です。
アイデアを盗むくらいですから、ゲームのバランスもよく考えられないのでしょうね。
はっきり言いますが、アイデアをパクる程度の人たちには面白いゲームは作れません。
ゲームを作るにはとてつもない労力が必要となります。
その中の一つであるアイデアを疎かにするような人達なら、他の部分においても疎かになることでしょう。
だからこそ、このパクリという悪しき文化を無くすべきだと思います。
また、ドラクエに関してはドラクエウォーク以外にもパクリと思われる部分が多くあります。
例えばドラクエビルダーズです。
ブロックを使って建築を行う様は完全にマイクラでした。
細かい違いはもちろんあるものの、アイデアとしては完全にマイクラのパクリでしたね。
それからドラクエモンスターズに関しても、ポケモンが人気が出たからこそできたものだと考えられています。
実際ポケモンブームの際には、その人気に乗っかって同じようなシステムのゲームがたくさん登場していたので、こう言われるのも仕方ないと思われます。
☆任天堂とスクエニの関係
任天堂とスクエニの関係性についてですが、実は色々な事があり仲良くない時代がありました。
それはスクウェア・エニックスになる前、スクウェアとしてFFを作っていた時の話です。
その当時、FFはプレイステーション(PS)のみでソフトを出していました。
実際、当時は64よりもPSの普及率の方が圧倒的に高く、面白いソフトもPSの方が多く出ていたので、当然と言えば当然です。
しかし、問題はその時のスクウェアの対応でした。
スクウェアは「NINTENDO64は駄目だ」と多くの第三者に言っていたらしいです。
それを耳にした任天堂側はスクウェアに激怒しました。
実際これにより、スクウェアは任天堂出禁状態となります。
それは日本だけでなく、世界各地にある任天堂法人さえも拒絶していたほどでした。
スクウェアはこの時点でハードを選ぶことができなくなっていました。
しかし、スクウェア自体にヒット作がなかったわけではありません。
その当時FF7は大ヒットで売り上げもかなりのものになっていたのです。
しかし、それでもスクウェアの経営はよくありません。
何故ならFF7が売れても利益が出なかったのです。
FF7は開発費が30億円以上、いくら売れてもその莫大な開発費を回収できなかったのですね。
結果スクウェアは経営状態が悪くなり、最終的にエニックスと合併します。
エニックスは任天堂といい関係を築いていたため、ようやく任天堂に許されて和解に至ったというわけです。
そんな任天堂とスクエニの関係が再び揺らぎそうな今回のパクリ騒動。
私としてはスクエニも任天堂と同じように、アイデアで勝負するゲームを作ってもらいたいと思っています。
☆ドラクエⅢ発売について
スクエニも今回のように暗い話題ばかりではありません。
先日ドラクエⅢのリメイクが完成したと、公式の方から発表がありました。
ドラクエⅢのリメイクには当然生みの親の堀井雄二さんが関わっています。
今回はⅢとⅠ・Ⅱの繋がりを深くして、ⅢからやるとⅠ・Ⅱの物語が深くなり、意外な展開が見えるようになると考えているそうです。
とても楽しみですね。
発売まで2カ月を切っているので予約していない人は、早く予約しましょう。
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