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ポケモンの丸パクリアプリ 「Pocket Incoming」がやばすぎる
またか…という感じですが、中国から「ポケモン」を無断で使用しているアプリが登場しました。
その名は「Pocket Incoming」です。
タイトルにポケモンの名前を使わず誤魔化したつもりかもしれませんが、登場するキャラクター全てポケモンの丸パクリです。
これで誤魔化せる気でいたのでしょうかね?
昔からポケモンを模倣したアプリはありましたが、ここまでやりたい放題しているものは珍しいと思います。
今日はそんな「Pocket Incoming」の概要を説明しながら、中国の訴訟関係についてもご紹介したいと思います。
☆開発元は素性不明 配信元は中国の会社
アプリ紹介ページによると、「Pocket Incoming」の開発元はINNOVATIVE GAME、配信元はENTERTAINED CENTERと記載されています。
INNOVATIVE GAMEについては、似たような名前のものが他にもあり、素性はわかりませんでした。
ENTERTAINED CENTERについては、ホームページが中国語(簡体字)で記載されており、中国の企業だということだけわかります。
☆そもそも一度消されていた
「Pocket Incoming」は、以前「ポケットトレーナーDX」という名前だったようです。
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1、2年前に突然play storeに現れてあっという間に消滅したポケモ●のパクリとか言うかモロそのまんまゲームの「ポケットトレーナーDX」、調べたら今は「 pocket incoming」って名前で普通に非公式アプリの中で生き残ってるみたいなんだけど、アルティメットスキルの演出がクオリティ高過ぎてやばい pic.twitter.com/vksr0Slm4s
— ムラサキゲジゲジ💜murasakigezigezi (@murasakigezi) September 5, 2023
また、こちらは3年前の紹介動画です。
こちらはすでに「Pocket Incoming」と名前が変わっています。
☆ポケットトレーナーDXとは?
「ポケットトレーナーDX」は2020年末に登場した、全編韓国語のアプリです。
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説明文では「歴代トレーナーとモンスターの大集結! 原作を再現した古典的なターン制RPGモバイルゲーム」と言っていました。
ポケモンもトレーナーも全てがそのまますぎて、公式のゲームを思ってしまう人は多かったでしょうね。
開発元は「Fanya Game」となっていましたが、中国 広州市に位置する会社です。
しかし、情報がほとんど出ないことから、幽霊会社である可能性が高いとみています。
☆名前を変えたが、X(旧Twitter)にてその存在が晒される
こちらは海外の方が注意喚起を促しているポストです。
「中国のポケモンパクリゲームを、絶対にプレイしないでください」と警告しています。
"NOOO DON'T PLAY THOSE CHINESE RIP-OFF GAMES OF POKEMON!!!"
— Tinax, The Posessed Armor. (@Tinaxsis) December 10, 2024
The Chinese Rip Off Game in question: pic.twitter.com/Hryxcx19Dx
これにより多くの人がこのアプリの存在を知ることになりました。
私もその一人です。
そして、色々調べていく内に、過去に消されたアプリであることがわかりました。
☆パクリ文化がなくならない中国
そもそも中国ではポケモン以外にも、丸パクりする文化が問題となっています。
画像はドラえもんのキャラを丸パクリしていますが、なんだかのび太が極悪な顔してますね。
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こちらはピカチュウの着ぐるみでしょうか。
乱雑に脱ぎ捨てられてる姿が斬新すぎますね。
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ちなみに中国遊園地内のパクリキャラクターを紹介した本も出版されているほどです。
読んで見ると、いかに著作権を軽視している国かよくわかります。
☆確実に勝訴するが、それでもパクリがなくならない理由
最近では、株式会社ポケモンが中国企業に対して起こした、知的財産権侵害訴訟で勝訴したことを発表しました。
この訴訟は、中国本土で配信されていたゲームアプリ「口袋妖怪复刻(口袋之旅)」の運営者らを対象としたもので、2021年12月3日に提起されています。
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深セン市の中級人民法院は7月12日、『ポケットモンスター』シリーズの著作権侵害及び不正競争防止法違反を認める判決を下しました。
この判決により、実質的な運営会社である「广州麦驰网络科技有限公司」に対し、1.07億元(約23.4億円)の損害賠償金の支払いが命じられました。
しかし、問題となったアプリ「口袋妖怪:复刻」は、リリース後1年で総売上高3億元(約60億円)を記録していたとの報告もあります。
訴訟にかかった期間と損害賠償額を考えれば、手放しに喜べる勝訴ではないと思います。
やったもん勝ちと言うべきか、中国のパクリ文化がなくならない理由の一つがここにあると感じますね。
☆偽物には要注意
以上のことを踏まえると、これからも中国からパクリゲームは登場すると思います。
皆さんも安易にパクリアプリをインストールしてしまうと、個人情報を抜かれたり、悪い組織にお金を与えることになったりしますよ。
アプリをインストールする前にはレビューや開発元をチェックして、怪しいものはインストールしないようにしましょうね。