ICLで世界が美しくみえた|手術編
レンズが届いた
レンズの発注から約2ヶ月経った10月下旬ごろ、急にアイクリニック東京から電話がかかってきました。
当初は4ヶ月かかると言われていたICLの特注レンズが2ヶ月で完成して届いたようです。
その場で手術日程を決めていきます。心の準備とかは全くありません笑。
でも免許更新までに早くICLを入れたかった私には好都合でした。
最速はなんとその週の土曜日!でしたが、流石に週末の予定があったので手術で家族との予定を潰すわけにもいかず、翌週の土曜日でお願いしました。
その場で翌日検診と1週間後検診の予約も矢継ぎ早に行います。
iPhoneに入れられるだけ予定を登録しましたが、なんだかキチンと登録できたか不安。。しかし心配無用で直前になると登録した日時がメールでリマインドされてました。
4日前からは抗菌目薬を毎日4回さす必要がありますが、それも電話の時にいつからと指示されるので忘れずにリマインダーに入れておくと良いと思います。
手術当日を迎えて
手術当日は朝から抗菌目薬を2回さしてからサピアタワーに入ることになります。
診察券を出して、そのまま手術の同意書を回収され、流れで残金50万円をお支払い。
お支払いが完了するとその場で抗菌目薬は回収されてしまい代わりに3種類の目薬と瞳孔を開く目薬が渡されます。
瞳孔が開くと何もみえなくなるので、その前にタブレットで手術の手順をおさらいする動画を見ます。
手の位置はどうとか、結構細かいですがこの時はまだ実感がないので余裕です。
それが終わると目薬タイム開始です。
瞳孔を開く目薬はなんと5分おきに入れ続けます。これも20分近く続けると段々と見えなくなってきて、たまに補助する方が来て目をチェックしていき、瞳孔が開いていたら10分おきに変更です。
私は瞳孔が開くのが早かったせいか、順番を3人くらい抜かして、あっという間に手術室の前の椅子に移動となりました。この時に荷物は全て回収されて目薬と保護メガネが入った袋だけを持って待つことになります。
私の瞳孔がなぜ早く開いたのかわかりませんが、目薬さした後にスマホとか見ないで目を瞑っていたのが良かったのかもしれません。
いよいよ手術室へ
目薬さして、ぼーっとする以外にやることがないのですが、手術1番手の人が手術室に入ると流石に緊張してきます。
あっという間に前室に通されて、ここで麻酔用の目薬を看護師さんから2回程入れて貰います。
椅子に寄りかかってゆっくりしていると手術室から水がシャーっと流れる音が聞こえてきます。
あと数分すると自分もあそこにいるのかと思うと緊張が高まってきます。
そんなことを考えていたら、前の人が終わったようで扉が開きました。っと同時にカーテンが開き、手術室に入るように案内されます。
手術本番
手術室に入ると機械がたくさんあり、その中央に北澤先生と椅子が見えます。
そこに座り頭を付けるように促されると準備が始まりました。
まずは仰向けになり、上からカバーをかけられます。その後、先生から最後の麻酔用目薬を入れて貰います。
これでも正直まだ余裕です。
ここからが本番。
目をテープでガッツリ固定していきますが、今までそんなことしたこともないから、まあ目が上手く開けません。反射的に目を瞑りたくなり、手の位置はこうとか動画で見ていたことも頭からすっかり離れてメッチャ力が入ってしまいます。
テープで目が固定されたら、いよいよです。
まずは右目からです。
3つの光が見えますか?っと優しく声をかけて頂くも正直ただ眩しいだけで、でも見えませんなんて言えないので、そのうち見えると期待して見えます!と回答。そのまま水がブシャーっとかけられて始まります。
麻酔のおかげか、そこまで痛みはないですが、目が押される感覚も正直わからず、ちょこっと痛い気がしますが、そんな余裕もなく、とにかく心を無心にして光を見続けます。
ある時急にピンクの光になり、確かに3つの光が見えると、先生からICL入りましたよーとのこと。あとは消毒をブシャーとかけて、あっという間に終わりました。
嘘です。やっている時は普通に長く感じてました笑
でも5分もかからずに片目が終わったことを考えるとアイクリニック東京で本当に良かったと思いました。
これが他の安いところだと片目で15分とか聞くので、私には耐えられません。
そうこうしていると左目です。相変わらず3つの光は見えないけど気にせずにやってもらったら、ある時ピンクの光がハッキリ見えました。
あれ?左目見えるようになってる!って直感して感動したのを覚えています。
その後の消毒が終わると歩いて手術室を出ますが、なんか見える!?というのをこの時に実感します。もちろんキチンと見えているわけではないのですが、なんか今までと違うのです。
手術室を出て
手術室を出たら最初に貰った3種類の目薬を入れていきます。抗菌薬を最初に入れて、5分後に充血を抑える薬、また5分置いて、充血を抑える別の目薬を挿します。
これを1時間から2時間毎に当日は繰り返すことになります。
とりあえず目薬1回目が終わり、目を瞑りますが、何かしみる感覚が続きます。確か麻酔か何かの影響だったと思いますが目が開けません。
でも痛みが少し和らぐタイミングで目を開くと見える!!のが実感できます。特に30年近く使ってこなかった左目が普通に見えるのです。
そんな状態で30分ほど過ごすと手術を終えた北澤先生が部屋に戻ってきたので手術の順番ごとに呼ばれてレンズの位置を見てもらいます。
なんか靄が見えるのですが、これは炎症しているせいなので当日は取れないと説明を受けます。
1分程の診察が終わると部屋の前の器具で眼圧とかを測ります。
それが終わるとあっという間に帰ることができます。
目は痛いですが、ここにいても治らないのでとりあえず電車乗って目を瞑ろうと思い、サクッとサピアタワーを出て帰路に着きました。
途中、めっちゃ目が沁みるので電車の中で泣いている痛いアラフォーに見えていたと思います。
そんなこんなで家に着いて目薬をずっと挿しますが、当日は何もする気にならないのでベットで横になります。
手術室出た時は見えた気もするのですが、やはり当日はまだまだよく見えません。すぐに見えるようになる人もいるようですが、私の場合は50%くらい見えるようになった印象で満足できるレベルではなかったです。
ひょっとして失敗した?という気持ちも芽生えますが、気にしてはダメです。
それでも目薬挿して目を休めていたら夜には段々目が見えるようになってきました。
明日はどうなるんだろう!っとワクワクしながら、子供と一緒に早めに寝ました。
途中ねぼけた子供に目を蹴られた時はヒヤリとしましたが、やはり室内でも保護メガネが大事だと実感しました。
いよいよ、次の日にどうなったのか。書いていきます。
おしまい。
前回のお話はこちら。
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