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ヘルスケアビジネスにSDGsの仕組みを設計できていますか?

【GOAL 21】事業の構想計画は、新規性×成長性×社会性

熱い思いだけでは、起案を次のステージへと動かせません。“ 人脈”の次に求められるのは、社内の予算を獲得したり、起業の資金を調達したりといった“ 金脈”です。このとき問われることは決まっています。あなたの事業の「どこが新しいのですか?」(新規性)、「市場はあるのですか?」(成長性)、「SDGsに配慮していますか?」(社会性)の3つの要件。そのうちの何かが欠けるとダメ出しされます。つまり事業として失格。

ビジネスローンチのための要件が事業計画(KPI)に示されていなければなりません。新規性については、いわゆる“ピカ新”の、世に初めてのものであること、あるいは従来品に比べて優位に勝るものであることが求められます。特許や実用新案の取得ないし申請中によっても、新規性を担保することができます。

成長性については、既存の市場にいる顧客を獲得できるという、分母と分子の関係から言えば、“ 分子”が増えること(市場占有率)で成長性を示すか、市場自体にテコ入れして“ 分母”が拡がること(市場創造性)で成長性を示すかになります。具体的に、誰を母集団にして誰を抽出するかを考えることによって、母集団(分母)の成長と抽出対象(分子)の成長の両面を描けるはずです。

サステナブル(持続可能性)を約束しているかが重要

ヘルスケアビジネスの事業計画は「確度」ばっちりですか?

社会性については、事業における倫理観や道徳観に留まらず、事業が社会やひとのサステナブル(持続可能性)を約束しているかが重要な要件になります。

これら新規性、成長性、社会性を事業計画の要件定義に据えて全体概要図(ポン図)を描くことができれば、「スゴイですね!」の言葉と一緒に“ 金脈”を手にすることができるでしょう。これがヘルスケアビジネスのビジネスローンチに求められる「事業計画」の確度となります。

「大学講義「健康サービス論」で教科書として使用し、そのときの音声資料をPodcast「図本ラジオ」として配信しておりますので、ぜひご活用ください」*左上オレンジ部分の白い矢印がプレイボタンです

【GOAL 22】事業の社会性は、CRM、CSR、CSVのいずれか

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