メディカル、ヘルス、ウェルネス、ビューティー、どこに軸足を置きますか?
【GOAL 11】ヘルスケアの領域を分ける予防焦点のHealthと促進焦点のWellness
ヘルスケアという言葉は、Medicalの世界で育ってきたことから、どうも病気やクスリのイメージが強くあり、その昔、ヘルスケアマーケティングというと、医療業界における医薬品に特化したマーケティング、みたいな捉え方をされてきました。
しかし、今は違います。自治体が“ヘルスケアビジネス”と冠に付けた事業を立ち上げると、「医療」「介護」「保健」「美容」事業を期待する企業や個人事業主が集まってきます。
現代用語のヘルスケアとは、Medical(医療)、Health(予防・保健)、Wellness(健康)、Beauty(美容)を包含します。「予防」の領域は、0次予防(生活環境の整備)、一次予防(病気予防・介護予防、健康維持・健康増進のための生活習慣の改善。一般用語の「予防」に最も近い)、二次予防(早期発見・早期治療。保健指導も含む)、三次予防(再発予防・重症化予防)と幅広く、二次予防と三次予防は、公共保健サービスや公的保険内サー
ビスとして提供される仕組みが整っている一方、0次予防と一次予防は公的保険外サービスとして新たな仕組みやサービスが介入しやすい環境にあります。
ヘルスケアの4領域のどこに軸足を置きますか?
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