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【プロマネの心得 #1 】 自己紹介 “ 医療×バックオフィス ” 専門のプロマネやってます

ご挨拶

はじめまして、大津 憲一(オオツ ケンイチ)と申します。
私は、” 医療 × バックオフィス ” をテーマに活動するプロジェクトマネージャーをやっています。

今から6年ほど前から、ある医療グループ専属のプロマネとして活動をしてきましたが、今後はその医療グループ以外の医療機関に対してもご支援もしていきたいと考えており、その第一歩として、こちらのnoteを活用し医療機関における管理業務のお役立ち情報を発信していきたいと思います。

初回のこの記事ではまず私自身を知っていただくために、私のプロフィール、” 医療 × バックオフィス ” 専門のプロジェクトマネージャーとはどんな仕事か?、現在に至るまでの経緯、現在抱いている課題感や実現したいビジョンについてお話ししたいと思います。




プロフィール

株式会社ヘルスケアエージェント 代表取締役 大津 憲一 

大津 憲一のプロフィール

氏 名 :大津 憲一(オオツ ケンイチ)
出身地 :愛知県一宮市
生年月日:1975年10月30日
学 歴 :青山学院大学文学部教育学科 卒業
     慶應義塾大学大学院経営管理研究科 修了(MBA)
経 歴 :大学を卒業後、広告代理店、タバコメーカーを経てビジネススク  
ールに進学。MBAを取得後、医療法人、医療専門の経営コンサルティング会社を経て独立。2022年7月に株式会社ヘルスケアエージェントを創業。

株式会社ヘルスケアエージェント

名古屋市中村区名駅1丁目1番1号 JPタワー名古屋 21階


” 医療 × バックオフィス ” 専門のプロジェクトマネージャー”とは?

そもそも、” 医療専門 × バックオフィス ” 専門のプロジェクトマネジャーって何?って思われた方は多いと思います。

私のクライアント(お客さん)は医療法人や医療機関(歯科を含む)で、そのクライアントの管理部門(人事、労務、経理、総務、法務、広報、ITなど)の立て直し、業務改善、法人合併の際のPMIが私のミッションです。

コンサルタントではなくあえてプロジェクトマネージャーと名乗っているのは、コンサルタントとは違って、戦略や企画の立案よりもむしろ実行の部分に重きを置いて問題解決にあたるというスタイルでやっているからです。

プロジェクトの最前線で陣頭指揮を取り、経営と現場の橋渡しをし、チームメンバー(クライアントの職員)のマネジメントまで行います。

それを一言で言うならば、 ”仕切り屋” です。

クライアントの中に入り込んで、そのクライアントの職員の立場でプロジェクトを仕切ります。

▶︎ 管理業務のDX化をどのように進める?
▶︎ 会議体の設定や運営はどうする?
▶︎ 人事考課や報酬の制度はどうする?
▶︎ 社内コミュニケーションはどういう方法で行う?
▶︎ 勤怠管理や給与計算をどう効率化する?
▶︎ 小口の管理はどうする?
▶︎ 物品購入の際の申請フローはどうする?
▶︎ 健康診断の管理はどうする?

こういった本来、社内で行うタスクをクライアントの職員の代わりに企画し、経営層の意思決定をサポートし、プロジェクトの完遂まで責任を持って実行します。

コンサルタントや士業の方(税理士や社労士など)たちは” 専門性 ”を武器に専門家でしかできない領域を支援するのに対して、私は” 実行力 ”を武器に、本来、クライアントの職員が行うべき領域を支援することがコンサルタントや士業との一番の違いです。

具体的にどんなことをするの?

具体的にはどんなことをしてきたのか?これまで経験してきた主だった実績をご紹介します。

実績 ①

クライアント:千葉 医療法人
内 容   :管理部門の立て直し
詳 細   :詳しい内容はこちら ※ 現在、記事制作中

実績 ②

クライアント:東京 訪問看護事業会社
内 容   :コロナ治療薬の治験を行うプロジェクトの管理部門の立上げ
詳 細   :詳しい内容はこちら ※ 現在、記事制作中

実績 ③

クライアント:東京 医療グループ
内 容   :13の医療法人における管理業務の標準化
詳 細   :詳しい内容はこちら ※ 現在、記事制作中


現在に至るまで

私はもともと医療ともバックオフィス業務とも無縁のキャリアを歩んできました。医療と関わるようになったのは10年ほど前から、バックオフィス業務に関わるようになったのは6年ほど前からです。

37歳の時に名古屋市に本部のある医療法人に転職をし、その後、39歳の時にその医療法人の社内ベンチャーという形で起業し健康経営の事業を始めました。

その時、理事長からは「1年やってみて、やっていけそうだったら会社を辞めて独立すればいいし、ダメだったら戻って会社の仕事をしろ」と言われていて、1年やってみてなんとかやっていけそうだったので会社を辞めて独立をしました。

ところが、独立後半年もしない内に大口の顧客が落ちて経営が立ち行かなくなってしまって、事業を畳んで会社勤めに戻ることを余儀なくされました。

転職活動は思うようにいかずとても苦労しましたが、運良く東京にある医療専門の経営コンサルの会社に拾っていただき、その会社では社長室や内部監査室に所属をして、提携医療法人の行政手続きやリスクマネジメントの支援を担当しました。

もともと、自分には会社勤めは性に合ってないと思っていたのと、高齢の親のこともずって気になっていたので、3年ほど勤めた後に退職し、愛知に戻ることにしました。

愛知に戻ってからは一度失敗している健康経営の事業を再開しようと考えていたのですが、ありがたいことに前職のコンサル会社から色々と仕事を振っていただきました。

その仕事の多くは、支援先である医療法人でトラブルや問題が起こるとお声がかかり、「なんとかしてきてほしい」と一言だけ言われ、問題のある現場に送り込まれて問題解決に当たるという仕事でした。

医療に例えるなら”救急専門医”のような感じでしょうか。時間的な制約がある中で迅速にボトルネックを特定して必要な処置を施していく。問題のテーマとしては、人事、労務、経理、総務、IT、法務といったバックオフィスの領域だったのですが、実はそれまでバックオフィスの仕事はほとんどしたことがない状況でした。

そんな言ってみれば ” ど素人 ” の私になぜそのような仕事が回ってきたかというと、一言で言えば、” きつい仕事 ”だったからです。

問題解決の道筋が見えない中で、限られた時間内に結果を出さなければならない。結果を出すには介入する先の職員の人たちの協力は必須だが、職員の人たちはどこの馬の骨かもわからない人間の言うことなんて聞きたくないと思っている。

なので誰もやりたがらなかったし、任せられる人もいなかったんだと思います。

でも、そんな仕事が私にはとても合っていました。そこで求められるものは、人事労務や経理の専門性ではなく、周りを巻き込んで問題解決まで導く実行力だったからです。

そんな感じで仕事をお引き受けしているうちに、「ややこしい案件は大津に相談する」という流れができて、その後、医療法人における管理部門の立て直しや業務改善、法人統合の際のPMIを数多く経験させていただき現在に至ります。


課題感とビジョン

私が” 医療 × バックオフィス ” をテーマに活動するようになって6年(2024年現在)が経とうとしています。その間、30を超える医療法人、医療機関のご支援をさせていただいてきました。

そして、これまでの経験の中であることに気が付きます。
それは、” 医療機関の管理部門はどこも脆弱である "ということです。

営利を目的とする一般企業の管理部門と比べるとおくれていると言わざるを得ません。それが、世の中に数多ある医療機関の実態です。

具体的にどんな課題があるかというと、大きくは3つに集約されます。

共通する3つの課題

①業務が属人的
②業務が手作業
③管理が杜撰

一つ目は、業務が属人的であるということです。
業務が属人的であると、その担当者に何かあった時に途端に業務が止まってしまう業務停止リスクを抱えることになりますし、業務がブラックボックス化されその担当者にしかわからない環境ができあがってしまいます。

そして、二つ目は、業務が手作業であるということ。
どの医療機関もいまだに紙文化が横行していて、SaaSのシステムを入れていればボタンひとつで済むような作業に半日かかったりしていて、とても非効率な状況下にあります。

最後の三つ目は、管理が杜撰だということです。
紙だと情報や書類の管理が煩雑になりがちで、古い情報が更新されていかなかったり、大事な情報を紛失や漏洩をしていても気づかないことがよくあります。

共通する3つの課題が生じる理由

なぜこのようなことが起こるかというと、それは中小規模の医療機関が抱える構造的な問題、そして、医療特有の課題があるからです。

それは以下の3点に集約されます。

①リソース(人手)がない
②ケイパビリティ(組織能力)がない
③経営的視点がない

①と②は医療機関に限った話ではなくて、どこの中小企業も抱える悩ましい課題だと思います。事業規模が大きくないとそこまで余裕を持った人員配置を行うわけにいきませんし、大企業と比べると労働条件も見劣りするため優秀な人材を雇用することが難しかったりします。

そうなると、管理業務を回す担当者は毎月のルーティン業務を行うことに手一杯になってしまって、とても業務改善や新しい課題への対応にまでは手が回りません。

経営手法やテクノロジーは日々進化をしているのに、「20年前に開業した時のやり方でいまだにやってます」というような、とても非効率でリスキーなやり方をされている医療機関は世の中にたくさんあります。

ただ、一番大きな問題は③です。医療機関の場合、組織のトップは医師になるのですが、医師は医療のスペシャリストではあるものの経営のスペシャリストではないので、一般的な会社の社長と比べると収益やコストに対する感覚や意識が乏しい印象です。

もちろん、医師になられるような方はとても優秀であることは間違いありません。ただ、経営に関する知識や経験なく経営者になられてしまうと、開業後は診療に手一杯になってしまって、いつまでたっても経営に関する基礎的な知見をキャッチアップできなかったりします。

ジブリの成功から学ぶこと

『天空の城ラピュタ』や『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』を制作したスタジオジブリという制作会社をご存知でしょうか?
おそらく知らない方はいないと思います。

そして、それらの名作を生み出した宮崎駿という天才クリエーターを知らない方もいないと思います。宮崎駿がいなかったらこれらの名作は生まれていません。

しかし、ジブリの成功は宮崎駿一人の存在で語られるものでしょうか?

いえ、そうではありません。ジブリの成功は鈴木敏夫というプロデューサーの存在抜きには語れないものだと思います。

宮崎駿は天才ですが、これだけ世界的にジブリの作品が人々に愛されるものになったのは、言い換えるならば、興行的に大成功を収めることができたのは鈴木敏夫というプロデューサーがビジネスの側面をしっかりと回していたからだと思います。

そのおかげで、宮崎駿は制作やクリエイティブなことだけに集中することができ、その結果、数々の名作を世に送り出すことができたんだと思います。

何が言いたいかというと、クリニックの経営も同じだということです。

ジブリに例えるなら院長先生は宮崎駿で、院長先生は診療というご自身のやるべきことに集中されるべきなのです。

そのためには、鈴木敏夫プロデューサーのようなビジネスをしっかり回してくれる存在が必要で、そこはご自身でやろうとせずに任せてしまったほうが私はいいと考えています。

ヘルスケアエージェントが実現したいこと

ヘルスケアエージェントは院長先生が宮崎駿であるなら、鈴木敏夫プロデューサーのような存在になりたいと考えています。

ヘルスケアエージェントがビジネス的な側面をしっかり回すサポートをさせていただくことで、院長先生や医療職の皆さんが診療に専念できる環境を実現したいと思います。

ゆくゆくはクライアント側で事務長や人事労務、経理の担当者を雇用しなくても、人事、労務、経理、総務、法務、IT、広報などの管理業務を企画から運用までお引き受けできる管理業務のシェアードサービスをご提供したいと考えています。

医療という人の生活や人生には欠かせない大事な社会インフラにおいて、微力ながら少しでもお役に立てるように努力したいと考えていますので、どうぞよろしくお願いいたします。


興味を持っていただけた方はご連絡ください

私やヘルスケアエージェントに興味を持っていただけた方はぜひご連絡ください。

お仕事の依頼はもちろんのこと、講演やセミナーの出演依頼、書籍の出版依頼、友達になりたいなど、どんなことでも大歓迎です。

下記メールアドレスまでご連絡をいただけますと幸いです。

k-otsu@healthcare-agent.com









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