日焼け止めの成分選びから使い方まで ~この夏に向けて~
ここ最近日差しも強くなり、夏がもう目の前ですね。
さて、日焼け止めシリーズの続きです。前回は日焼け止め効果の表記と紫外線について解説しました。
良ければ前回の記事もご覧ください。
今回は日焼け止めの成分と正しい使い方について解説していきます。
日焼け止めの種類
日焼け止めにふくまれている成分の働きは大きく分けて2つあります。それは紫外線吸収剤と紫外線散乱剤です。
紫外線吸収剤はオーガニック系とも呼ばれます。具体的には
・オクトクレリン
・メトキシケイヒ酸エチルヘキシルなどが挙げられます。
これは紫外線防止効果が散乱剤より高く、塗りやすい、白浮きしにくいというメリットがあります。
しかし、紫外線によって分解されていくので時間経過とともに効果は薄れていってしまいますし、人によってはアレルギー反応が起こります。
紫外線散乱剤は非オーガニック系とも呼ばれます。具体的には
・酸化チタン
・酸化亜鉛などが挙げられます。
これは紫外線防止効果は吸収剤よりは控えめですが、アレルギー反応などが起こりにくく紫外線に対しても安定(効き目が長持ちしやすい)しています。
しかし、塗りにくく白い跡が目立ちやすいというデメリットもあります。
だいたいの日焼け止め商品はどちらか片方のみが入っていることがほとんどです。まずはオーガニック系の物から使用し、肌に異常をきたすなどがあれば別の成分に変えるor非オーガニック系を使用することをお勧めします。
日焼け止めの正しい使い方
日焼け止めをなんとなく全体に塗るという方も多いと思いますが、量が少ないと十分な効果を発揮できません。容器に目安が記載されていればそれ通りに塗っていただいて良いのですが目安として1つ紹介しておきます。
塗り薬でステロイドと呼ばれる、チューブに入った薬があります。それは「大人の人差し指から第一関節(指先から1つ目の関節)」を1FTUとし、約0.5gと言われています。日焼け止めは1,25gあれば顔全体を覆うのに十分とも言われるので、人差し指1本未満程度となりますね。
ただし、これはSPFの強さにも左右されるので目安としてお考えください。
塗るタイミングは、太陽の光を浴びる15〜20分前に2度塗りを推奨しますが、メイクの上からは塗れませんよね。その場合はなるべく最後のほうに塗るようにしましょう。スプレータイプなどはメイク後に塗ることもできるのでそちらもオススメです。
可能な範囲で2時間おきに塗り直すと効果もより期待できます。
まとめ
日焼け止めの成分には2種類あり、それぞれのメリット、デメリットがあることがわかりましたね。 どちらを使うかは好みなのでぜひ色々と試してみてください。
ここから夏に向けてさらに紫外線が気になっていきますので日焼け止めで対策をしていきましょう。
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