80歳代の政治家は適切か?
今、ニュースの中で非常にたたかれている森会長についてどのように思いますか?
今回の記事ではあの「女性蔑視発言」にフォーカスを当てるのではなくて「政治家の年齢」についてフォーカスを当てていきたいと思っています。
タイトルにもあるように、「80歳代の政治家は適切か?」についてです。
今回の記事の結論から先に言うと、病院で勤務をしていると私にとってはもう80代の政治家は引退すべきなのではないか、またはアドバイザー程度の活動で良いのではないかと思っています。
今回の内容はstand.fmでも紹介していますので、音声のみでも閲覧可能です。
80歳は高齢者だよね?
さて、私は理学療法士として病院でリハビリテーションに関わる仕事をしています。
私たち理学療法士が担当している患者さんの平均年齢はおそらく80代半ばといったところでしょう。(詳しくは計算していませんが)
医療制度においては75歳以上では「後期高齢者」に該当するとされています。この後期高齢者の入院患者数がはんぱなく多いのが現状です。
車の運転免許返納をそろそろ考えるべき年齢はどのくらいでしたっけ?
警視庁のHPの資料がこちらになります。
資料にもありますように
「視野障害や身体機能低下、筋肉の衰えなどにより、運転時の操作ミスが起こりやすくなります。ハンドルがブレーキなど不適切な操作による交通事故の割合は75歳以上の高齢者は一般のドライバーの約2倍!(2015年)」
という訳で、高齢になってくると事故のリスクが上がることは周知の事実なのです。
また認知症の発症率などを見てもそれが明らかであります。
認知症の発症率とその年齢を見てみましょう。
予想通り、高齢になればなるほど認知症の発症率は高くなります。
そう、これが現実。
担当患者さんの多くは認知機能がやはり低下をしているということをほとんどの理学療法士やその他の医療従事者の実感ではないでしょうか。
さてさて、ここまで高齢者についてざっくりとお話をしてきましたが、
ここであのうさわの森会長の年齢を見てみましょう。なんと83歳です。もう高齢者なわけですよ。会長さんは。(画像でかすぎ:笑)
「高齢者じゃん!」と思わずつっこみたくなるような年齢でした。
ちなみに麻生太郎さんは80歳です。
何が言いたいかと言うと、「もうこの年齢になのであれば政界を引退されても良いのではないですか?またはトップに立たずにアドバイザー程度で良いのではないですか?」ということです。
年齢は悪か?
もちろん私は年齢が全て悪であるとは思っていません。同じ80代でも90代でも人によって様々です。
そしてその様々を支えていくのが「人生100年時代」だと思っていますので、様々に応じた健康増進・社会参加、そして自己実現の支援を理学療法士として実施していきたいと思っています。
また年齢の良いところを挙げるとすれば、上の人は「経験が豊富」であることです。
ただぼーっと過ごした人はここでは置いておいて笑)
今回の森会長にしても非常に多くのことを経験されてきているので、その財産となる経験をもとに活動されることは非常に重要だと思います。これは若手にはかないません。
また政治家という方々は非常に頭の賢いです。私のような凡人とは能力が全然違うでしょう。そのため、森会長も非常に優秀な方であることは間違いないと思います。
いや、そうは言ってもね
しかしながら、なんぼ経験があるとは言え、40代、50代の時のような切れ者では決してないはずです。年齢相応には判断力、認知機能は低下しているはずです。
先の警視庁の資料の文面を再度ここで出しますが、高齢者はどうしても事故を起こしやすいんですよ。
「視野障害や身体機能低下、筋肉の衰えなどにより、運転時の操作ミスが起こりやすくなります。ハンドルがブレーキなど不適切な操作による交通事故の割合は75歳以上の高齢者は一般のドライバーの約2倍!(2015年)」
政治家はどうですか?
最近、ニュースなんかで問題発言、不適切発言で問題となっている政治家が非常に多いですよね。しかも高齢政治家に。(データをとっていないので、正確にはわかりませんが)
「発言の事故」連発ですよ。笑えないレベルに。
そして辞任。メディアの報道の仕方にも問題があると思っていますけどね。
年齢が全てではありませんが、やはりこうした視点はある程度大事なのではないかと思います。
政治家として適切かどうか
政治家としての適切な年齢があるとは思っていません。できるのであれば、そして優秀であるのであれば、何より国民のためにしたいと本気で思っているのであれば続けていただいて結構です。
むしろそのような方は続けてください。
しかしながら、これまでお話をしてきましたように高齢であれば少なくとも能力の低下は否めません。
ですから何も80歳代になってトップに立つのではなく、アドバイザー的な役目に徹してみてはいかがでしょうか。その経験豊富という特性を活かして。
そして若いかもしれません、経験が少ないかもしれません、でもエネルギーがまだまだ有り余っている世代にトップをまかせてみませんか。
現在、森会長辞任後の会長選出の話になってきていますが、また80歳代です。優秀であることはわかっていますが、このループをやめた方が良いと思います。
私たち医療従事者からすれば「年齢」は病気、認知症、身体機能低下の大きなリスクファクターです。
良い政治家というもの、政治の世界の実情は良く知りませんが検討の余地はあるように思います。
最近、ニュースなんかで問題発言、不適切発言で問題となっている政治家が非常に多いですよね。しかも高齢政治家に。(データをとっていないので、正確にはわかりませんが)
「発言の事故」連発ですよ。笑えないレベルに。
国民も飽き飽きしてきました。このようなニュースに。
私たちの国はいつも同じことばかり繰り返し、何も前に進んでいません。
いつまでも国民がそれぞれの幸せを実現できる国になることを祈るばかりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!半分、愚痴も入っていたかもしれません笑)
あくまで私個人の意見です。様々な考えがあると思います。
森会長、お疲れ様でした。