固定概念を変えて仮定概念に
相談でよく恋愛や人間関係で
悪くなった原因がわからない、
喧嘩になった理由がわからない、
と言う話を聞きます。
多くの人がそれぞれの概念を持って生きていると思います。
その人が嫌だと思うこともそれぞれ。
例えば香水も良い香りと思う人もいれば
気持ち悪くなる人もいるように
同じ一つの行動や思考でも、
よく思う人も
不快に思う人もいる場合があります。
それがはっきりと形のない「価値観」ってもの。
恐らく何故かわからない、
原因がはっきりしないと思う人は
相手の概念を知らないだけではないかと思います。
知ればなるほどと思うようなことかもしれないし、
そこから色んな絡まった糸がするするほどけて
笑顔になれることがあると思います。
でも人の脳は自分の固定概念を壊すのが苦手。
自分の考えを否定することと思ってしまうからです。
でも間違ってる訳でも悪い訳でもなく、
ただ知らないことを知るだけのことだと思います。
相手が喜ぶこと、
嫌がること、
その人が人生の軸にしていること、
大切にしている思い、
それを知ってから
受け入れるかどうかは自分次第。
もしくはその人が大切にしているとわかったことだけは
否定したり、軽んじたりしなければ
自分の概念と違っても上手くやっていける。
そのためにオススメなのが「仮装概念」
普段から「仮定概念」を持って
生活する習慣をつけておくと良いことが舞い込んで来ます。
仮定概念なんて言葉は
数式とかの時は使うけど会話には通常使わないですね。
ただ仮説だと弱い。
そうかもね、そうじゃないかもねって
ハッキリ認識しない事があるから。
その概念に一度立って考えてみる
と言う意味で「仮定概念」をおすすめしています。
まず仮説をたて、相手の気持ちや概念を考えて
その立場に自分を置いてみる。
その時はあまり自分の正義や正しさを持ち込まないのが大切。
ディベートで色んな立場の意見で討論するのを
一人でするような感じ。
でもそれを悪く利用して「あなたはこういう人だ!」とか「これはこういうことだと信じろ!」とか洗脳しようとしてくる人もいるから
気を付けて。
あくまで仮定概念を作り、相手の立場に立ってみるのは自分の意思。
この仮定概念を持ってると何がいいかと言うと、
人は日々の接触の中で無意識に「この人話がわかる人」とか
「この人になら話してみようかな」と思える人と
認識してくれるようになるからです。
そうすると小さい問題点の相談から、もっと良くなるアドバイスまで
周囲の人が沢山関係を持ってくれるようになります。
人は感情的にならず受け入れる人だと思うと、
安心して言葉を伝えられるから。
むしろ自分に対してのアドバイスを喜んで受け取ったりすると
この人には
もっと伝えてあげようって思ってもらえると思います。
そうしておけば、
恋愛でも相手が我慢の限界にきて突然の別れを告げる前に
「あなたの価値観とわたしの価値観の違いについて話しておきたい」
そう思ってもらえるはず。
ちなみに
限界が来る時って「言っても聞いてくれないだろうから我慢」とか「好きだから我慢」してた事が好きを
突然越えてしまう時に起こりやすいと思います。
そうならないための「受け入れ体制確保してるよアピール」に
仮装概念と言う考え方を使い相手に寄り添ってみてください。
自分の思いは人を形成する大切な部分。
それは失わずに他者の思いや概念を感じ、
理解する習慣を身に付けておけば
自信もあり人にも好かれる自分が生まれると思います。
何より
この文章を二十歳の自分に一番聞かせたい。