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SNSの落ち込みを減らす、事実と想像を切り離す思考

人の脳は考えたことを事実のように感じます。
勿論誤認でも。

端的にいえば「思い込み」です。

脳は想像の不安と、現実の不安の区別がつきません。嫌な経験を思い出すだけで心臓がバクバクするのもそのせい。
繰り返し不安が続くと境界線が曖昧になり、周囲の人の見えている現実と、自分が見えている現実や事柄が違ってしまうことも。

悪いことを考え出したらどんどん大きくなり制御出来なくなり、最終的にその不安に感情が負けてしまうのは、自分が産み出した負の暴走に囲まれているだけなんです。

その時に事実だけを見るようにして下さい。
相手に「こう思われていないか?」の想像ではなく、事実としてある行動や現象だけを見るようにして下さい。

相手の気持ちを考えるのはとても良いことですが、それは思いやりをもって想像するとき。悪いことで相手の心のうちを探るのは
ほとんどの場合、自分が傷つくだけです。

傷つかないためには、問題の原因を確認するだけで犯人捜しをしないことです。それが自分に対してでも他人に対してでも。必用なことは問題の解決であるはずなので
問題のみに気持ちの焦点をあてます。

誰が悪い、私は悪くない、私はなんてダメな人間だろう、等の感情は全て自分を落とすだけでなんの解決にも繋がりません。

よくある

SNSやメールの返事がない→何か悪いこと言ったかな?
→私が悪い→落ち込む があります。

でもそれ、本当に原因はあなたにありますか?
直接言われたならまだしも、忙しいだけ、めんどくさがりな人だっただけ、ちゃんと返事しようと思って落ち着いてからにしようとしてる、等いくらでも理由はあります。

そこで落ち込んだり相手を攻撃してしまうことで、本当に「私が悪い」現実を作り出してしまいます。

落ち込んでしまう事も悪いの?と思われるかもしれませんが、相手としては特に他意はなかったのに自分の行動で相手が落ち込んだら申し訳ない気がしてしまい、腫れ物に触るような態度に変わるでしょう。それでは良い関係は築けません。さらに落ち込んでる人に意見は言いにくいので「この人とはあわない」と去っていきます。

勿論仕事の連絡と同じくコミュニケーションとしては
きちんとした返事はしたほうがよいでしょう。
ただ違う時間を過ごしている以上「同じ思考で人が動くもの」とは思わないほうが堅実です。

特に急ぐことであれば、緊急性や返事の必要性を伝えておくことも一つだと思います。

またSNSは自分の気ままに活用することが最大の価値です。
と言うことはリアルな人間関係と同じ距離や理屈を求めるのは危険です。
自分がそうするから!を相手に望むのも負担になります。

SNSの関係はきっかけにすぎません。
その後どれくらい深い関係になれるかは
入口がSNSであることを認識することで上手く進むでしょう。

いきなり自分のつぶやきは全部見てほしい、
反応してほしい、と思えば思うほど人は遠ざかります。

現実の付き合いでもそうですが、自己承認欲求を求められると面倒くさいのはSNSでも同じです。

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