花の奇跡(音楽瞑想)
みなさま、こんにちは
今朝の「音楽の絵本」(35)、ありがとうございました。
以下のURLでご覧いただけます。
https://youtu.be/a2D7mJfWTNg
KABUTO 音楽の絵本
Story-35 花の奇跡
「目を閉じます。前回ご紹介しました「パーフェクトギフト」のアルバムに収録されています「花の奇跡」という曲があります。こちらも今から20年程前に作った曲です。当時自分のヒーリングミュージックは「聴いていると喜びがわいてくるような曲」というテーマで作ろうと決めていました。その思いは今も同じなのですが、「花の奇跡」はこのようなものでした。「花は自分が美しいと思って咲いていない。しかし花を見る我々人間やたくさんの生命がきれいだなぁ、美しいなぁと思う。その思いが花に伝わっていって、花は喜びに包まれる。今度は花がその喜びを多くの生命を返していく。そんな喜びの循環に身を置いたら自然と心は喜びに包まれていく。」このようなモチーフです。
それでは「花の奇跡」を演奏したいと思います。ピアノのメロディが花自身を表しています。シンセサイザーの柔らかな音は、花を包み込む穏やかな風を表現しています。風はさまざまな思いを運んできます。喜びの循環の中で、嬉しいとか楽しいという気持ちに満ちていっていただけたら幸いです。
「♪花の奇跡」5分
いかがでしたしょうか。何か感じられたでしょうか。
その後、この曲をライブで演奏をしているうちに、こんなモチーフを思うようになりました。
「花は一粒の種から美しい花を咲かせる。一粒の種に「美しい花」という設計図が入っている。水や土や日の光、それら縁によって、その設計図通りに花が咲いていく。」このようなものです。
その設計図はだれが描いたのだろう。一粒の種が土と出会い、水と出会い、光と出会う。みなの協力があり、美しい花になる。花を咲かせたあとは、種を残して枯れていく。それが連綿と続く。水、土、光、そして種も、地球という星にあるもの、それらがまるで楽しく会話をして1つの作品を作っているように思える。地球にある素材を宇宙が組み合わせて作っている「アート」のようにも思える。
どんな命にも種があり、設計図があり、さまざまな出会いとその協力があり、花を咲かせる。自分にはどんな種があるのかな、どんな設計図があるのかなと思う。人生で何を実現したいのかと思う。花が花を咲かせるように、自分ができることは何かと考える。目を閉じてゆっくりと考えていると、小さなことから見つかる気がする。それをすることで周りの人と楽しんだり、喜んだりできたらいいなぁと思う。
心が今とても穏やかです。安心と幸せの中にいます。
「植物に意志がある」という研究が植物学者などの間で今も続けられているそうです。根は水を求めて張ったり、気温を感じ取り開花時期を調節したり、また周りに栄養が不足している植物があると栄養を分け与え合うこともある、という話もあります。モーツアルトの音楽を聞かせたら野菜が美味しくなったという話も聞きます。そう考えると、花も種から「意志を持って」花を咲かせて、その一生を謳歌しているように思えます。
森に入って、草木がある、虫がいる、鳥がいる、動物がいるとただその光景を見ていたけれど、本当は違うのかもしれません。花と木も会話をしている。花と虫も会話をしている。木の枝にとまる鳥も木と会話している。鳥も動物と会話をしている。
「静寂の森」とよく言いますが本当はとても賑やかで、楽しくて、森にいる命同士、喜びの中にいるのかもしれません。
吹いてきた風に飛んでいく花びらも、生まれて初めて、別の場所の景色を楽しんでいるのかもしれません。
今度、森に入ったら、その会話に入れてもらおうと思う。そこにはもっと大きな喜びの循環があり、それを感じることで宇宙とひとつという思いになれる気がします。
ゆっくりと、もともとのあなた自身を感じていきます。
目を閉じたまま、だんだんとご自身に戻っていきます。
自分自身を感じていきます。全身を左右に少し動かしてみてください。
手の平を広げてください。
「命同志、喜びの会話をしている」という思いを今ご自身に感じています。「夢を思えば、種が生まれる」その幸せを感じています。ご自身がかけがえのない存在であることを思い、安心と幸せに包まれていることを感じます。
ゆっくりと目を開けてください。
ありがとうございました。
今、素晴らしいエネルギーに包まれ、満たされています。
すべてがひとつということは、あなたはすべての命「ひとつひとつ」であるということです。
良い一日をお過ごしください。」