パーフェクトギフト(音楽瞑想)
みなさま、こんにちは
今朝の「音楽の絵本」(34)、ありがとうございました。
以下のURLでご覧いただけます。
https://youtu.be/geXeC37td0E
KABUTO 音楽の絵本
Story-34 パーフェクトギフト
「目を閉じます。2000年ぐらい、今から20年程前に「パーフェクトギフト」という曲を作りました。この身体はパーフェクトギフト、完全な贈り物というテーマで作った曲です。この世に生まれて、たくさんの経験、体験をさせてくれるこの身体。さまざまな思いに触れ、さまざまな思いになり、いろいろなできごとを通して心が豊かなになっていく。この身体があって、行きたいところに行き、会いたい人と会い、夢を持ってやりたいことを始めることができる。楽しく嬉しいことも起きますが、辛く悲しいことも起きる。しかしそのマイナスと思われることも深く洞察していくと、その中にはたくさんのメッセージがあり、宝があり、財産もある。マイナスと思っていたことが大きな愛だったと気づくこともある。この身体が人生を旅させてくれている。目を閉じたまま、ご自身の身体、血液の流れや心臓の鼓動、肌の柔らかさを感じ、常にともにしている身体を感じてひとときを過ごしたいと思います。
いかがでしょうか。何を感じられたでしょうか。
ある生命科学の先生の言葉でこのようなものがあります。「我々は、世界の富を全部集めても、世界の学者をすべて集めても、木の葉一枚、大腸菌一匹すら、コピーはできても、元からは創れません。生きているだけでも、まさに大変な奇跡です。生きている、それだけで素晴らしいことです。」
これは「命は命をつくることができない」また「それだけ命1つ1つが尊い」ということを言っているように思います。この先生は、この命を作ったのは、偉大なる何か、サムシンググレードという言葉で表現しています。これは宇宙なのかもしれません。
60兆の細胞が振動して、臓器、血管、骨、皮膚、さまざまな部位が協力し合って生命維持活動をしてくれているこの身体。日々の慌ただしさの中で、このようなことをじっくり思ったり、考えたりすることはないかもしれません。しかしそんな忙しいときも、楽しいときも苦しいときも、自分の意志とは関係なく、この身体は一生懸命生命を維持してくれている。
そしてこの「身体」の1つ1つの細胞は、人間だけでなく、動物にも鳥にも虫にも魚にも花にも木にもあり、姿や構造は違っても同じように命を守ってくれている。今、すべての生命がひとつにつながっているという思いでひとときを過ごしたいと思います。
心が今とても穏やかです。安心と幸せの中にいます。
「パーフェクトギフト」を演奏したいと思います。ピアノのメロディは肌の柔らかさを表現しています。リズムは心臓の鼓動、シンセサイザーの音は血液の流れを表現しています。
我々の心、身体には、さまざまなメッセージを受け取る、受信する力があります。それはこの身体を作ってくれた宇宙とかサムシンググレードからのメッセージと捉えることもできます。
何かの判断を迫られたときに、ふとアイデアが浮かんでくることがあります。それはどう考えても自分の中にあったものではないような。直感、インスピレーションという言い方もありますが、そのアイデアを実行したら、とても良い流れで解決ができたということもあり、どう考えても宇宙からのギフトのように思えてしまう、そんなことがあります。
「宇宙からのメッセージ」、それは立ち止まって耳を澄ましたら、もっと聞こえてくるのかもしれません。夜空に星を眺めながらでもそのような時間をもっと持つと良いのかもしれません。その時間は、自分と宇宙が一体になっている瞬間、きっと自然と嬉しいとか楽しいとか、喜びが沸いてくるように思います。
自分も地球も宇宙もすべてがひとつという思いを感じて 今、安心と幸せの思いに満たされています。
ゆっくりと、もともとのあなた自身を感じていきます。
目を閉じたまま、だんだんとご自身に戻っていきます。
自分自身を感じていきます。全身を左右に少し動かしてみてください。
手の平を広げてください。
「細胞1つ1つが振動して命が存続している」という思いを今ご自身に感じています。「宇宙の響きと共鳴している」その幸せを感じています。ご自身がかけがえのない存在であることを思い、安心と幸せに包まれていることを感じます。
ゆっくりと目を開けてください。
ありがとうございました。
今、素晴らしいエネルギーに包まれ、満たされています。
すべてがひとつということは、あなたはすべての命「ひとつひとつ」であるということです。
良い一日をお過ごしください。」