コンフォートゾーン(2)(音楽瞑想)

みなさま、こんにちは

今朝の「音楽の絵本(62)」(音楽瞑想会)ありがとうございました。
今回は「コンフォートゾーン(2)」というエッセイを演奏とともにお送りいたしました。

アーカイブは以下でご覧いただけます。
https://youtu.be/fN6hq-wOBe4

KABUTO 音楽の絵本

Story-62 コンフォートゾーン(2)

「目を閉じます。今回は前回の「コンフォートゾーン」の2回目をお送りしたいと思います。前回はコンフォートゾーンという心地の良い、快適なところから一歩外に出て、これまでと違った挑戦をしていくと、運を開き、豊かな人生を実現していくというお話をしました。前回のものは、私のオリジナルのものではなく、すでに大学の授業などでも取り入れられているものでした。

今回は、私のオリジナルの「コンフォートゾーン」をお話したいと思います。
今回も目を閉じながら、二重になっている2つの丸い円を思い浮かべてみてください。円と円の間隔は2〜3cmぐらいの幅があります。

1つ目の円と2つ目の円の間のスペースは「悩み・不満 取り組みゾーン」です。
たとえば、苦しいと思っていても、何か手をくだすこともなくそのままにしてしまっていたり、苦しいと思いながら取り組んではいるものの、なかなか先に進めなかったりすることもあります。また、不満に思っているできごともあるかもしれません。それらがこのゾーンになります。

そして2つ目の円の外側が「愛に変換する開運ゾーン」です。苦しいと思うこと、不満に思うできごとをそのままにせずに、そこにある愛に気づき、そのできごとに愛で接していくことを思い描くスペースです。

今朝は試しに、この「悩み・不満 取り組みゾーン」から「愛に変換する開運ゾーン」にはみ出していくということを、思ってみたいと思います。一歩外側に向かっていきます。
「愛の発見」により、新たな時間が開拓され、運が開けていきます。

2つほど、体験談をお話したいと思います。
以前にミュージックセラピーにいらした40代女性で、寝たきりの義理のお母さんのお世話が大変で苦しいとお話された方がいらっしゃいました。
義理のお母さんはわがままにも見えて、言うことを聞いてくれない、毎日のお世話で友達と旅行にも行けない。
そんな彼女がセラピーの中で変わっていきました。若いころに将来は、介護の仕事をしてみたいと思ったことがあったことに気づきます。もしかしたら今、義理のお母さんは私をトレーニングしてくれているのかも。そう思えた瞬間に、未来に、たくさんの年配の方の笑顔に囲まれている自分が見えたそうです。
「今日から精一杯、義理のお母さんに接しよう。」
枠の外に向かって「愛の変換」が生まれた瞬間です。

こちらも以前のセラピーでの体験談です。
70代の女性の方が「自分が家族の中でずっとひとりぼっちのような気がする。」と話されました。
円の内側に6人の家族の名前を思い浮かべました。家族との関係がどこかぎこちなかった。子ども、孫への1人1人の接し方、本音を出して声を掛ける「言葉」を書いていきました。
彼女はこれからこれを実践できると思い、とても明るい笑顔で帰って行かれました。
これも枠の外に向かって「愛の変換」が生まれた瞬間です。

ひととき瞑想しながら、仕事や家庭、ご自身のことで、悩んだり、取り組んでいることを1つ思い浮かべて「愛に変換する」時間を持ちたいと思います。
ポイントは、前回の「コンフォートゾーン」から「挑戦ゾーン」にはみ出すときと同じで愛に変換したときに「相手が喜んでいる」ということです。

先ほどの40代の女性は、義理のお母さんがくれていたトレーニングという偉大な愛に気づきました。70代の女性は、家族に1人1人に自分が本音を出すことで、愛を送ったりもらえたりすることに気づきました。
それでは2分ぐらい瞑想をしながら、思い描いてみてください。

心が今とても穏やかです。安心と幸せの中にいます。

一歩外にはみ出して、愛に変換することで、自分の自我を超えていく。これまでの自分の意識とは違う「すべてが愛」という意識に変容していく。それは一体の宇宙の意識。すべてがひとつにつながっている。

ゆっくりと、もともとのあなた自身を感じていきます。
目を閉じたまま、だんだんとご自身に戻っていきます。
自分自身を感じていきます。全身を左右に少し動かしてみてください。
手の平を広げてください。

「悩みがあるときは、そこにある愛を探してみよう」という思いを今ご自身に感じています。「我々には無限に愛に変換できる力がある」その喜びを感じています。ご自身がかけがえのない存在であることを思い、安心と幸せに包まれていることを感じます。

ゆっくりと目を開けてください。
ありがとうございました。
今、素晴らしいエネルギーに包まれ、満たされています。
すべてがひとつということは、あなたはすべての命「ひとつひとつ」であるということです。
良い一日をお過ごしください。」

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