好奇心(音楽瞑想)

みなさま、こんにちは
本日、8/23(日)9時よりの「KABUTO 音楽の絵本」のスクリプトです

以下のURLでご覧いただけます。
https://youtu.be/tjh6935FCZA

KABUTO 音楽の絵本
Story-10 好奇心

「目を閉じます。何かを見たときに「これは何?!」「何、何?」とすぅっと惹かれて夢中になってしまうことがあります。我々の感覚、五感が何かを感じることで、心を奪われるときがあります。
ご自身がこれまでに夢中になったこと、今、夢中になっていること、ぜひ思ってみてください。大きなこと、小さなこと、1つでも2つでもぜひ思い出して、少しの時間過ごしてみたいと思います。ご自身がその場から動けなくなるくらい心動いたことってありましたでしょうか。ぜひ思い浮かべてみてください。

いかがでしょうか。ご自身が夢中になった場面が思い出されたでしょうか。

この世にあるものは、だれかの「好奇心」から生まれ、その生まれたものが楽しく、喜びであれば、その幸せの思いが今に続く、連綿と継承するエネルギーになっていると言えます。たとえば楽器にもそれが当てはまります。
糸を張ってそれをつま弾いたら音が出た。「なんか心安らぐいい音ね!これで音階を作れたら楽器になるんじゃない? そうして生まれたのがギターやバイオリンかもしれません。その音は今に受け継がれています。
皮を張って突っ張らせて固定した。その皮を叩いたらお腹に響く音が出て、全身が揺さぶられて気持ちいいなぁ。もっと広く貼ったら低い音が出て、狭く貼ったら高い音が出るのかなぁ。そんな好奇心から大太鼓、小太鼓、またドラムス、コンガ、ボンゴなどの打楽器が生まれたのかもしれません。

「好奇心」は自分を幸せにくれますが、人も幸せにしていく可能性を秘めています。ある人が好奇心を持って、そして応用力を持って、1つのことをじっくり育んだ新商品。それがあるときそれを買った人から「こんなのが欲しかったのよ。」と言われたら。最初は本人だけが興味を持って始めたことと思っていたのに、多く人の心に感動、感銘をもたらしていた。自分の思いは人の思いとつながっていたことに大きな喜びを感じます。そしてその商品を手にした人も、それを作った人と同じ感動、感銘の中にいる。「好奇心」が目に見えない幸せのつながりを作っています。

自分が好奇心を持ったことで、だれかと喜びを共有することは誰にでもあります。たとえば自分が訪れたレストランがとても美味しくて「今度、一緒に行こう」と家族、友人を誘う。そこにも「好奇心」と「感動」「喜び」というつながりが生まれます。誘った喜び、誘われた喜び、「好奇心」は幸せを作ります。

心が今とても穏やかです。安心と幸せの中にいます。

「好奇心」。何かを好きになる、何かに夢中になれる、ということは、同時に自分自身が「大好き」ということです。旅行が趣味の人は、大自然に触れたとき「なんて美しい山々、風もとても気持ちいい」と思う。でも同時に「そのように思えている自分が大好き」ということも感じています。

よく「自分のことが好きな人は、人のことも好きになれる」ということを聞きます。「自分を大切にする心は、人も大切にする」という話もあります。そう考えると「自分のことが好き」という思いが、自分と他人という境をなくしていくのだと思えます。

好奇心を持って何かに夢中になり、自分に嬉しいという喜びが生まれる。その喜びをだれかと共有して、思いは「ひとつ」であるというつながりを感じる。今「すべてがつながっていてひとつ」という思いを感じています。

ゆっくりと、もともとのあなた自身を感じていきます。
目を閉じたまま、だんだんとご自身に戻っていきます。
自分自身を感じていきます。全身を左右に少し動かしてみてください。
手の平を広げてください。

「何かに好奇心を持つ。その興味は自分だけの思いではない」という「意識」を今ご自身に感じています。「これは何? 好奇心がだれかを幸せにする可能性を秘めている。」その幸せを感じています。ご自身がかけがえのない存在であることを思い、安心と幸せに包まれていることを感じます。

ゆっくりと目を開けてください。
ありがとうございました。
今、素晴らしいエネルギーに包まれ、満たされています。
すべてがひとつということは、あなたはすべての命「ひとつひとつ」であるということです。
良い一日をお過ごしください。」

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