水の流れ(音楽瞑想)

「KABUTO 音楽の絵本」の4回目のスクリプトです。
以下のURLでご覧いただけます。
https://youtu.be/Hyq1vCuLEas

KABUTO 音楽の絵本
Story-4 水の流れ
水の瞑想(1)水の流れ

「目を閉じます。飛行機に乗って、窓から見下ろすと、青く広い海が見られることがあります。広大な海は静止画のように見えています。
しかし、実際は違います。静かで動きのないように見える海には、海流という川のような流れがあります。

日本列島のまわりにも、南からは日本海流、黒潮と対馬海流、北からは親潮、リマン海流があります。時速にしたら2キロメートルから5キロメートルという、ゆっくりとしたスピードで流れています。そして地球にはいくつもの海流があり、血液のように巡っています。
地球が生きている。地球が生きていて、自分が生きている。

我々にも全身に血液が流れています。
血管は毛細血管も含めると、その長さは10万キロ、地球を2周半する長さ。
地球の大きさに比べたら、とても小さい存在であるこのからだ。
しかし地球を感じるほどの存在でもある。

いつしか、自分と地球との違いを感じなくなっていきます。
とてつもなく大きな地球は「私」です。
今、地球になり、地球の思いを感じています。

今、地球である「私」、多くの海流が血液のように流れ、今を生きています。
その循環に生きている喜びを感じ始めています。
そのたゆまない流れに身を委ねます。

心が今とても穏やかです。安心と幸せの中にいます。

今度は、海流の「音」に耳を傾けていきます。
とてもゆっくりとした流れの音。
それはあなたが地球としての生命を思う「音」。

その音は「喜び」とともにあります。
海にいる多くの魚、さまざまな命とのかかわりがあります。
「魚たちの泳ぎ」と「海流の流れ」、そこにあるコミュニケーション。

地球であるあなたが、その「喜びの音」を奏でている。
「生命の響き」を奏でている。

少しの時間、その音に耳を傾けてみてください。

ゆっくりと地球であったあなたが消えていきます。
もともとのあなた自身の大きさを感じていきます。
目を閉じたまま、だんだんとご自身に戻っていきます。
自分自身を感じていきます。全身を左右に少し動かしてみてください。
手の平を広げてください。

「地球」であったときに感じた「意識」を今ご自身に感じています。
血管の長さは地球規模に長く、血液は海流のように営みを持って、ご自身を生かしてくれている。ご自身がかけがえのない存在であることを思い、安心と幸せに包まれていることを感じます。

ゆっくりと目を開けてください。
ありがとうございました。
今、素晴らしいエネルギーに包まれ、満たされています。
すべてがひとつということは、あなたはすべての命「ひとつひとつ」であるということです。
良い一日をお過ごしください。」

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