なんの小説か分からなかった「きみはポラリス」
三浦しをんさんの恋愛短編小説。
三角関係、同棲愛、片想いなどの何とも言えない恋心が描かれている。
誰かに貰った本。
ずっと本棚で積読状態だったが、今私は絶賛積読本を処理していくというミッションを自分に課しているので今回読んでみた。
ただ読むに当たってあらすじも何も読まず読んでたけど、「へー、ほー、ふーん」という感覚しか無かった。
三浦さんファンすみません(/ω\)
そして今コレ(note)に書くのに内容をもう一回調べてみて、初めて恋愛小説だったと気づいた私。(笑)
それくらいに恋愛小説っぽくない恋愛小説でした。
三角関係や同性愛など、一般的ではない恋をする人間の様々な心模様が描かれて言葉にしようとしているせいか、なんかまどろっこしく書かれているので読んでてなんか分かりにくいというか、何を言いたいのか分からなかったのです。
あっ、今書いてて気づいた!
人は意外と自分の本音の部分を隠してオブラートに表現する人が多いので、それを文章で書くと三浦さんの小説の様な感じになるのかなと思います。
ただ私職業柄もあって、物事の本質だけを視るというか、読む癖があるのでまどろっこしいの嫌いなんです。
だからストレートな表現が好きな私と、独自の表現目線で書かれている三浦さんでは合わないのだと思います(;・∀・)
一応三浦さんの作品は、以前に「風が強い吹いている」を読んだ事があるんだけど、入り込むまでに時間が掛かった記憶があるので、やっぱり私三浦さんの文体は苦手なんだと今思った(笑)
そういえば何かの媒体で、三浦さんって自他共に認めるオタクな人だという記事を読んだことがある。
オタクの方の心理って複雑だから、自分の好きなモノを言葉で表現するという事は、簡単なようで様々な感情が渦巻くので、三浦さんのような文章表現になるのかなと思う。
でも私オタクではないので、合わないのはそのせいかも?と思っている。
これだけ苦手、合わないと書いているのに、なぜか私の本棚にはもう一冊、三浦さんの小説が積読されているのである(笑)