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心理学の始まりは?

心理学とはいつから始まった学問なのでしょうか?

私自身が疑問に思ったので今回このテーマにしてみました。歴史と言うと、最初は少し堅苦しいかなぁと思ってしまいましたが、実際探っていくと心理学は扱っている事が形に現れにくいので、難しい反面解釈や視点の切り替えが柔軟に出来る所があるなぁと気付きます。
歴史にフォーカスを当てて心への関心を深めていくことで、心理学について普段とは違った視点を持つことも出来るのでは?と私自身ポジティブに捉えてみました。

今回は心理学の起源について掘り下げていきますね。
是非少しお付き合い下さい。

一番最初に人の心を理論的に考え、読み解こうと試みたのは、古代ギリシャの哲学者アリストテレスだと言われています。
アリストテレスの著書である霊魂論は、感覚記憶睡眠のことなど、現代の心理学の発展に通じる事柄がたくさん示されています。現代の心理学が扱ってる課題について系統的に論述されているため、世界で最初の心理学者と考えられています。


アリストテレス以降は多くの哲学者が様々な立場から人の心を論じてきました。特に心理学の成立に大きく成功を残したのは、心理学の父と言われるヴィルヘルム・ヴントです。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%83%B3%E3%83%88

人々が科学的に心を探求しようとしたこと、心理学の父登場で心は科学的に研究されるようになったのです。

一体心って何だろう?と考えていたアリストテレスの時代からかなりの年月が過ぎて、19世紀末に生理学者や物理学者の手によって脳や神経分野の研究が進んだのです。 この精神物理学の流れを受けてドイツの心理学者のヴィルヘルム・ヴントは1879年にドイツのライプチヒ大学に世界初の心理学実験室を設立しました。日本、アメリカ、ヨーロッパ等の世界各国から研究者が集まり、大きな貢献をしました

彼が目指していたのは心を科学的に探求すること。その方法とはどういったものだろうか?
哲学が自分の心をひたすらに見つめて黙々と考えたのに対して、ヴントは常に人々に感想を聞いていた。 第三者的な目線から意識を客観的に分析して、心の仕組みを解明しようとしたのです。この手法は構成主義と呼ばれました。


心理学者ヴントの学説

【心的要素の結合体】

• 例…例えばレモンを想像してみてくだい。

 黄色い、酸っぱい、柑橘系の香り、等のイメージが湧いたと思います。このイメージ一つ一つを心的要素としてその心的要素の結合体を人々はレモンと呼んでいるということ。

ヴントはレモンが様々な構成要素から成り立っているのと同じように、人間の意識も様々な心的要素が結合して成り立っていると考えたのです。そして、意識を構成している要素を取り出し、分析しようと試みました。後にこれを構成主義心理学と呼ばれて、現在の心理学の礎となったのです。その後批判と相互の影響を繰り返して、今日の心理学が在るのですね。


この様に古代ギリシャの時代から、昔から人々は心の仕組みを理解しようと取り組んでいたのですね。心の探求は私達の人生そのものを見つめていく事でもあります。

人生を構成する中心に心が存在している事でもありますよね。先人たちが探求してきた心理学を読み解くことで、人生の新しい一歩を踏み出せるきっかけにもなるはずです。


最後まで読んで頂きありがとうございます(^-^)/
「心理学って面白いなぁ」とか、「心理学を知って心の事をもっと理解したいなぁ」と少しでも興味を持っていただけたら嬉しいなぁと思って記事を書きました◎

それではまた次回お逢いしましょう◎

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HSP心理カウンセラー じゅんさん
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