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20か月間EMBAの総仕上げ - The end of the beginning

先月、20ヶ月に渡るEMBAプログラムの最後のレクチャーが終わりました。

最後のレクチャーにふさわしいカバー写真ってフォーマルディナー、学校の友人たちとの写真かなと思いましたが、何となく、King's Collegeの裏歩道の咲いていたチューリップを選んでみました。新しい門出を祝ってくれているように感じたので。

最後のレクチャーは、”Management Praxis(経営実践)”と”Corporate Governance & Ethics (コーポ―レート・ガバナンスと倫理)”の2本立てでした。どちらも最後にふさわしい、僕らにはもったいない内容の講義とディスカッションでした。もったいないと書きましたが、今後の人生で忘れちゃいけないことを学ぶことができて、大団円!でした。

特にCorporate Governance & Ethicsは、受講当初はどーせ周辺領域的なものでしょ、と全く興味を持っていませんでしたが、今回は、社会のリーダーとして世界の国々や人々が最も幸せに暮らしていくにはどうすればいいのかを話し合いました。人工知能・人権・近代”奴隷”・LGBTQ+、教育、ウェルビーイング、そして地政学と激変する世界の中でどのようにバランスをとるのか。といった話題です。

『中国の躍進、そして台湾侵攻へのリスク』に関しては、普段生徒間で政治的な話をすることはないのですが、教授も思い切って話してみろというスタンスで、初めての激論だったかもしれないです。中国人生徒の『中国人の持つ哲学は平和・平安であり、それに基づいた一対一路政策を進めてきた。しがたい、この理念を踏襲し、絶対に侵攻することはない』という意見と他国生徒の『ロシアの考える理念をもとでは、ウクライナ問題は侵攻ではない、しかし、世界は侵攻と見ていてる』と言う意見でかなりヒートアップしました。共産主義者も西欧諸国の国軍幹部もいるクラスの中で。

激しさを増す議論をいさめた教授は最後、こう言いました。「Well Done. これからも本音でぶつかりなさい。君たちはこの20か月間で、本気で気持ちを伝え続けられる生涯の友とネットワークを手に入れた。このネットワークを活用して、世界のリーダーになりなさい」

「今回のレクチャーはThe end of beginning(はじまりの終わり)です」

と繰り返し述べ、我々は最後、祝杯を上げました。
素晴らしい時間を過ごさせてもらいました。今回の最終レクチャーは特別で、もっと一緒にここで時間を共有したいけど、自分たちの夢の実現のために新しい一歩を踏み出すにふさわしい言葉を教授からもかけてもらいました。

私の夢はこの20か月間、この学びの体験を通して大きく変わりました。簡単に言うと出世とかお金儲けとか安定とかどーでもよくなりました。

社会に貢献するリーダー層になりたいです。私のケンブリッジEMBA Class of 2021は、会社のLadder(階段)を上ることのではなく新しく社会にビジネスを興そうとする人が非常に多いのが特徴でした。

5月は卒業式です。

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