加齢により身長は縮んでいく!40歳代と比べると?
40歳以降、10年で身長は1cm縮むそうです!
来月に2年ぶりとなる健康診断があります。
昨年はコロナの事もあり健康診断を行っていませんでしたが今年は行う予定です。
さて、健康診断では最初に身長や体重などが測定されることが多いですね。
体重については、糖質の摂取に気を付け、意識して野菜を摂ってきましたから、2年前(メタボ寸前で注意)より体重や体脂肪は減っていると自覚しています。
身長については、普段測定する機会や機械もなく、伸びたとか縮んだとかよく分かりませんね。
ところでその身長ですが、10代前半から毎年背丈が伸びていったでしょうけど、年をとると以前より縮んでしまうことが多いのではないでしょうか。
「40歳代に比べて身長が2cm以上縮んだ高齢の女性は、介護が必要になるリスクが2倍高くなる」(厚生労働省研究班調査結果)
お名前は忘れましたが、あるクリニック医師の健康コラムの中で「40歳以降平均すると10年で1センチ縮みます」というのを読んだことがあります。
成長期を終えると身長の伸びは止まって、加齢とともに(個人差はあると思いますが)数センチ程度、少しずつ身長が縮んでいくことは一般的な事実と言えるのではないでしょうか。
加齢で身長が縮む原因は何でしょうか?
■加齢に伴う水分の減少による
身体の水分量は、子供で70%、成人で55~60%、老人50%と、加齢によってだんだん減少していきます。
身体の水分の減少に伴い、背骨の椎間板の水分量も減少して厚みが薄くなり身長が低くなります。
『せんべい布団』みたいに”ペったんこ”に潰れてしまうわけです。
■骨粗しょう症や背骨の圧迫骨折、背骨の変形による
骨粗しょう症は一般的に、40歳以上で発症して加齢に伴ってその割合が増えています。
骨がスカスカになって骨の錐体が圧迫骨折を起こし、それにより錐体の厚みが薄くなって身長が低くなります。
さらに、背骨の変形が起きることも、身長が低くなる要因ですね。
■生活習慣による不良姿勢による
猫背などで背骨が歪んだり、O脚になったりすると身長が低くなります。
一般的に、姿勢が悪くなってしまうと身長が低くなる可能性があるということです。
若いころと比べて、50代で身長が1~2cm、60代で2~3cm、70代で3cm以上低くなっていたら、姿勢の悪さや骨粗しょう症をチェックする必要があると言われます。
■筋力の衰えによる
腹筋や背筋などが衰えると骨盤や脊椎を支えられなくなって、姿勢が悪くなって身長が縮んでしまいます。
筋肉量は30歳以降毎年1%減り続けるそうです。
身長が縮むことを予防するのには!
◆普段から良い姿勢で過ごしましょう!
良い姿勢は、骨盤とお腹を意識して作ります。
骨盤を立てて、お腹を凹ませ、背筋が伸びた状態でデスクワークの姿勢を心がけてみましょう。
また立ち姿勢や歩行時は、背筋を伸ばすことを心掛けるだけでも違いますし、顎を引いて、首を伸ばしましょう。
◆睡眠時間をしっかりとりましょう!
加齢による椎間板の水分量低下を防ぐことは難しいそうですが、日中重力によってつぶされていても夜横になって寝ていると元に戻るので、しっかり睡眠をとると良いそうです。
◆筋肉を鍛えましょう!
筋力の低下を補うためには、無理のない継続して行う運動が大事です。
ウオーキングなど足を中心に筋肉を使って筋力を毎日少しずつ鍛えるといいですね。
腹筋を鍛えることが骨盤のゆがみの矯正にもなります。
◆栄養のバランスに気をつける
食事をバランスよく摂り、カルシウムの吸収に必要なビタミンDとか、マグネシウム、リン、タンパク質なども意識して摂取する必要があります。
◆禁煙と飲酒の量に気をつける
タバコは血流を悪くしカルシウムの吸収を妨げます。
お酒は利尿作用があるので、体内にあるカルシウムまで排泄される可能性があります。
骨粗しょう症の予防のためにも、喫煙や過度の飲酒は控えるべきでしょう。
最終的には運動がとても有効です!
健康に気を使った「意識的な生活」を送ること。意識するのは1.食事2.身体のケア3.運動です!