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介護が終わった後の"キャリア"を考える☆
なぜ、お金(給与)をもらっている仕事ではなく、副業やボランティアでやっていることを話している時のほうが、みんな輝いてるの??
仕事をやめるのか、続けるのか・・そんなことを考え始めたこの頃。
大学時代の友人、コミュニケーションを学んでいた時の仲間の集まりで話していた時に、ふと感じたことです。
「この人も?」と思うような友人が「副業をしていて・・・」と話し出したと思ったら、隣から「僕も・・」みたいな。
もちろん、このような流れは前々からあったのでしょうが、本格的になってきているんだな・・と感じます。
かのピーター・ドラッカーが提唱した「セカンドキャリア」「パラレルキャリア」です。
エネルギー配分の移行と変化
今思うと、母の介護サポートをしていた時代は、自分のエネルギーの半分以上をそこに注ぎこんでいたように感じます。
母は施設に入居していましたが、それでも、自分の意識は”常に母と共に”。
それが、母が亡くなり、葬儀があり、相続や遺品整理など、一つ一つが完結していくことで、エネルギーが自分のところに戻ってくる。
が、そのエネルギーは、以前自分が持っていたエネルギーとは違う感じ。
明らかに、”学び”や”気づき”の濃度がこゆくなっているエネルギー。
そして、新たな変化も含まれたエネルギーであるようにも感じます。
私はラッキーなことに、これまでやってきた仕事と介護サポートを両立でき、変わらず給与もいただいていました。
そして、少し言いづらいことでもありますが、この無償の介護サポートの方が、より、私の今の意識に大きな影響や変化をもたらしていることは、とても興味深いことです。
「大切な方を失うと、価値観がガラっと変わる」というような言い方がありますが、そういうことなのでしょう。
これからの仕事の"あり方"と人の"意識"
お金をもらってする仕事
お金をもらわなくてもやりたい仕事
お金を払ってでもやりたい仕事
もちろん、お金ですべてを図れるわけではありません。
"日々の生活のためにお金は必要"も然り。
優劣があるわけでもありません。
でも、何かの対価を求めることなく行ったことというのは、「無条件の愛」につながるようなものでもあり、だからこそ、その人の深い部分が求めていたものがもたらされる。
結果として、みんな目を輝かせて話してしまう(笑)
キャリアを見直していく時に、”お金をもらわずにやっていたこと”というのは、職務経歴書を書く時のメインにはならないかもしれないけれど、その人のかけがえない一部であること。
仕事の面接時にチェックされる"スキル"や"経験"といった、従来のチェック項目で図られるようなところに以上に、その人の”あり方”そのものであること。
「目には見えないもの」こそに、意識を傾ける時代。
すぐそこに来ているのを感じます。