『名医は虫歯を削らない 虫歯も歯周病も「自然治癒力」で治す方法』 小峰一雄
歯を削ってはいけない、抜いてもいけない。
こちらの本の初版は2016年。
それでもこのような事実が
あまり広まっていないのは何故でしょうか?
裏には日本の医療保険制度の問題点など
様々あるようなので、
自分から正しい情報を取りにいくことが大事ですね。
「歯と全身はつながっている」
アメリカでは歯の研究が進み、
歯は単なる石のような塊ではなく
液体が隅々行き渡っている臓器ということが
分かったそうです。
詳しい説明は省くので本を読んでいただきたいのですが、
DFTという液体が歯の修復に必要な栄養を運び修復していたり
白い状態を保つためにクリーニングもしている。
そして歯周病の菌からも守ってくれている。
非常に大事な機能を持っています。
しかし自分たちが食べるものによっては、
その液体の機能が正常に働かなくなってしまい、
細菌が虫歯を作り、ついには体内へと入り込み
全身の病気を引き起こしてまうそうです。
そこで著者の小峰一雄先生は
独自の食事療法を考案し患者さんに実践してもらうことで
虫歯や歯周病の予防を行い改善させています。
それぞれの歯の位置が臓器と対応しており、
歯を抜歯・抜髄したところの臓器に大きく影響します。
私も自身の親知らずを抜いているので、
それが自分の臓器に影響を与えていたとは驚きでした。
削らない治療が全身の健康にも通ずるということ。
歯科から世界を変えたいと奮闘している小峰先生は
正真正銘の名医ですね。
ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。