HEADS by TOSHIMI WATANABE

2021年に立ち上げた帽子ブランドの”HEADS"の作品を自分のルーツを紐解きながら紹介します。

HEADS by TOSHIMI WATANABE

2021年に立ち上げた帽子ブランドの”HEADS"の作品を自分のルーツを紐解きながら紹介します。

最近の記事

ベレー帽、ずっと仲良く!

HEADS を立ち上げる時の目標の一つに「日本一のベレー帽ブランド」を作ることでした。 ベレー帽といえば、フランスの老舗ブランド「LAULHÈRE(ロレール)」、そしてベレー帽の起源とされるスペイン・バスク州で現存する唯一の帽子メーカー「ELOSEGUI(エロセギ)」は世界的にも有名な2大ベレー帽ブランドで、僕自身も長く愛用し大好きなアイテムです。 その風土の適応と長い文化と歴史、そして品質も完璧な大好きな2大ブランドを超えることはできません。がしかし、「ベレー帽・愛」はあり

    • 跳ね上げ式の眼鏡

      眼鏡を使用する事になって40年以上経ちました。 初めての眼鏡は中学2年の誕生日でした。薄いピンクがかった透明の眼鏡で授業中にかける程度でした。クラスで眼鏡をしているのは僕と黒縁眼鏡の佐藤栄一君くらいでした。眼鏡をすると不思議と眼鏡をしている人が気になりはじめました。テレビを観ている時もそうでした。気になります。でも、眼鏡をしている殆どがおじさんとおばさんで若い人はあまりいません。唯一参考になるのはやはりミュージシャンでした。雑誌で見たビートルズ、バディ・ホリー、エルビス・コス

      • いつも心にキャスケット

        キャスケットの語源は、フランス語のカスク「casque(ヘルメット、カブト)」から始まったそうです。 福島にいた頃、いろんなファッション雑誌を見ていましたが、このタイプの帽子の殆どの表記は「キャスケット」ではなく「ハンチング」と記されていました。 なので僕はこの帽子の呼び名をずっとハンチングだと思っていました。 僕が19歳で原宿ラフォーレ「セルロイド」で働くようになり、浅草橋の馬喰町の問屋街に初めて仕入れに行った時の話です。 ワクワク、ドキドキが止まらなかったのを今でも覚え

        • Audrey&Eva

          2年前、HEADSを立ち上げた直後にライブで尾道に行きました。思ったより早めに着いたので初めて訪れた尾道の街を散歩しました。コロナ禍だったせいか観光客は殆どいなくて地元で人気のラーメン屋さんには並ばなくても直ぐに入れました。 そのラーメン屋さんに行く途中で気になるお店がありました。帽子屋さんです。看板には「FUJII SEIBO」と記されていて外観もオシャレで、店内には綺麗で可愛い天然帽体・ブレード・手編みの帽子がたくさんありました。 店内に入ってゆっくり見ようと思いましたが

          WHAT IS HEADS?

          初めまして、帽子ブランド「HEADS」の渡辺俊美です。頭に描いた物を作るため、没頭し、走り続けて、気付いたら2年が経ちました。ブランドを立ち上げて当初に掲げ上げた "WHAT IS HEADS?" をもう一度を確認して、自分と更に向き合って、一つ一つの作品の出来上がるまでの物語を作りたいと思ってこのnoteを始めました。 まずは、2年前のインタビュー記事を紹介しましょう。 HEADSを立ち上げた理由はコレだけではないので、これからの始まるHEADS物語で作品を通じて話してい