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【負けない受験vol.1】チェックするだけではダメ!本当に伸びる参考書活用法
皆様こんにちは!
受験あたまです。
✅1000名以上の受験指導経験
✅化学偏差値30→医学部合格の指導実績
✅200名を超える規模の保護者会を開催
「受験に負けない戦略」をテーマに、
合格するための勉強法・考え方を発信しています!
「負けない受験って何?」という方はこちら!
➡️負けない受験とは?自己紹介と僕が伝えたいこと
「参考書ってどう使えばいいの?」
多くの受験生が、一生懸命参考書を解いているのに、模試や過去問になると全然解けない…という経験をしたことがあるのではないでしょうか?
それは、勉強において「参考書をやること」が目的になってしまい、
「初見問題を解けるようになるための活用」ができていないからです。
「参考書の問題は解けるのに、模試では歯が立たない…」
「とにかく周回しているのに、実力がついている気がしない…」
こうした状態になっている人は、参考書の使い方を間違えている可能性があります。
負けない受験の基本は、「最短効率で合格すること」。
そのために、正しい参考書の使い方を知り、学んだことを「初見問題でも使える力」に変えることが必要です。
📌 参考書をやる上で絶対に必要なこと
参考書をやる上で大切なのは、
「初見の時の気持ちを記録し、復習時にその気持ちを改善できるようにすること」
です。
やった日付をつけるのはもちろんですが、それだけでは足りません。
参考書の問題を通じて「何を学んだのか」を明確にし、
復習時に活かせる状態にしておくことが大切です。
そのために、以下の3つを徹底しましょう。
✅ チェックをつける(問題の習熟度を管理)
✅ 解いたときの気持ちを記録(なぜこの選択肢を選んだのか?)
✅ 問題から得られるエッセンスをまとめる(何を学ぶべき問題か?)
この作業をやらないと、復習のメリハリがなくなり、何度参考書を解いても初見問題では解けない、という最悪の状態に陥ります。
最終的なゴールは、「参考書のすべての問題を説明できるようになること」
これができなければ、せっかく参考書をやっても、学べるエッセンスを活かしきれません。
📌チェックをつける
参考書を効率よく使うためには、「自分がどのレベルで理解できているのか?」 を明確にすることが大切です。
そのために、問題を解くたびにチェックをつけて、理解度を管理しましょう。
チェックのつけ方としては、例えば次のような基準を使うと良いでしょう。
「文系科目」
⚪︎(完璧)
△(問題の本質を理解できず、説明ができない)
✖︎(間違えた)
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また、数学や物理のような「思考系の科目」の場合は、もう少し細かく分類するのがベストです。
• ◎(完全理解+説明OK)
• ⚪︎(問題の本質を理解できず、説明ができない)
• △(スタートは切れたが、途中で詰まり、不正解)
• ✖︎(どこから手を付けるべきか分からず初めから詰まった)
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このように分類することで、「どこまで理解できているのか?」を可視化できます。
理系では「一歩踏み出せたか」を非常に重要視しています。
解けなかった問題でも、どこまでは正しい考え方ができたのかを把握することで、復習の効率が大幅に上がります。
📌 文系参考書の書き込み術
✅ 暗記問題と知識問題を整理する
文系科目の参考書には、「暗記問題」と「考えて解く問題」が混ざっています。
これを整理せずに取り組むと、時間を非常に無駄にしてしまいます。
• 暗記問題 … 覚えるだけなので、即答できるかどうかが⚪︎の基準。
• 知識問題 … 思考力が求められるので、「説明できるかどうか」が⚪︎の基準。
例えば、英文法の問題では、「この単語の意味を知っているか?」は暗記問題ですが、「この文章の構造を説明できるか?」は知識問題です。どちらも混在している中、これらの分類をしましょう。
「これは暗記問題だな」と思ったら、参考書に 「暗」 などとメモして分類すると、復習のときに迷わず取り組めます。
✅「なぜこの選択肢を選んだのか?」を残す
特に英語、国語の長文読解では、自分がどんな思考でその選択肢を選んだのかを書き残すことが非常に重要です。
長文で設問を答える際、必ず何らかの意図があって解答したはずです。
勘で選んだとしても、「なぜその選択肢を選んだのか?」は明確にしておくことが大事です。
また、解答解説には「自分がなぜ選んだのか?」は書かれていません。
後から復習しようと思っても、チェックだけでは 「なんで間違えたんだっけ?」 「何と迷ったんだっけ?」 となってしまい、効果が激減します。
復習の意味を最大化するために、初見時の気持ちを記録しましょう!
例
✏️ 「②を選んだ理由 → 〇〇だから」
✏️ 「④と迷った → 〇〇が気になったから」
※長文の参考書などの場合は問題文に直接書き込んでしまうと、今後のネタバレになるので、コピーしてノートに貼って行いましょう
✅ 問題で学ぶべきエッセンスを記録する
参考書の問題には、必ず「出題の意図」があります。
その問題を解くことで 「何を学ぶべきか?」 を自分の言葉でまとめましょう。
例えば、「thatの用法」が問われているなら、
✏️ 「thatの用法まとめ」
といった感じで自分の言葉でまとめていると、復習のときにしっかり意識できます。
これらができるようになると、「問題を解いたつもり」で終わらず、
「知識を自分のものにできたか?」 を意識しながら復習できるようになり、成績が一気に上がります。
📌 理系参考書の書き込み術
✅どこまでできたのか? なぜできなかったのか? を記録する
理系科目では、解答を見ながら
「どこまで自分でできたのか?」
「何が原因で詰まったのか?」
を記録するのが超重要です。
具体的には…
✏️ 「ここで符号の計算ミス」
✏️ 「ここで公式をど忘れ」
✏️ 「ここからの手順が全く浮かばない」
これだけでも復習の時にやるべきことが全く違うことが分かりますか?
△や×だけだと、なぜ間違えたのかが分からなくなるので、その理由も書き込むようにしましょう。
✅ 解答の行間を読んで記録する
解答解説を読んでいると、「この1行、何をやっているんだ?」 となることが多いかと思います。
これを 「自分の言葉で分解して記録」 することが重要となります。
「What?」 → 何をやっているのか?
「Why?」 → なぜこの作業が必要なのか?
という観点を意識しましょう。
例えば、数式の変形が 「なぜこうなるの?」 と思ったら、
✏️ 「Why? → この式変形の意図は〇〇だから!」
✏️ 「Why? → ここでこの公式を使うのは、△△の条件があるから!」
と書き込んでください。
この作業をやることで、「なんとなく分かった気になって終わる」のを防げます!
✅ 問題のエッセンスを自分の言葉でまとめる
文系科目と同じく、「この問題で何を学ぶべきなのか?」 を明確にしよう。
例えば、微積分の問題なら…
✏️ 「この問題では、接線の求め方をマスターすることが目的!」
✏️ 「この公式を使う条件は? → ○○のとき!」
この作業をやることで、次に似た問題が出たときに 「どう考えればいいか?」 をすぐに思い出せるようになります。
📌 参考書は「綺麗に使うもの」ではない!
たまに 「メルカリで売るために綺麗に使う」 という人がいますが、それは絶対NGです。
綺麗な参考書=やった証拠が何も残っていない
書き込みだらけの参考書=自分が戦った記録が詰まっている
どちらが合格に近づくかは明白ですよね?
2月になって、あまり使い込んでいない参考書が大量に残っていたら、ものすごく焦ります。
しかし、使い込んだ参考書を見返せば、「ここまでやったんだから大丈夫!」と自信になります。
つまり、「本番前に不安になるか、自信につながるか」は、参考書の使い込み具合で決まるのです。
📌 Q&A – よくある疑問
Q1. 何回参考書を繰り返せばOK?
ゴールは「すべての問題が説明できるようになること」です。
それを達成するまでという意識を持っていきましょう!
やみくもに5周やればよい。というものではありません。
そのために、⚪︎(理系なら◎)がついた問題は、優先度を下げて大丈夫です
△や✖︎の問題を中心に、効率よく復習していきましょう。
Q2. 問題と解説が一緒になっている参考書の場合、どうする?
問題部分にチェック、解説部分に気づきを書き込んでください。
問題部分に解説を書き込むと、復習時にネタバレになってしまいます。
Q3. 日付はなぜ必要?
「これはいつの初見だったのか?」が分からなくなると、復習の優先順位がつけられなくなる為です。
半年前の初見と1週間前の初見では、復習のやり方も変わるので必ず記録しておきましょう。
📌まとめ:「負けない受験」を実践しよう!
✔️ チェックをつけるだけではダメ!「なぜ?」を記録することが重要!
✔️ 解答解説を鵜呑みにせず、「Why?」を使って行間を埋める!
✔️ 参考書は「売るもの」ではなく、「使い倒して成績を伸ばすもの!
🔥 今すぐ、参考書の使い方を見直して、負けない受験を実践しましょう!