見出し画像

駅名スポットめぐり〜曙橋編〜

勝手に「駅名スポットめぐり」と呼称して、駅名になっているスポットを実際に訪れるお出かけ記の第3弾。今回は曙橋駅です。

地味な駅?

みなさんは曙橋駅って知ってますか?自分は鉄道ファンを自称していながら最近まで知りませんでした。都営新宿線に乗っていて、たまたま「まもなく曙橋」というアナウンスを耳が捉えて初めてその駅の存在を認知したのでした。その時はそのまま通り過ぎてしまったのですが、あとから無性に気になってしまったので、実際に行ってみることにします。

いきなりの橋

8月24日、土曜日の昼下がり。曙橋駅にやってきました。人気も少なく、ちょっと地味な感じの駅です。市ヶ谷と新宿三丁目の間という位置のせいでしょうか。

駅名標

とりあえず、この駅の由来である曙橋がどんな橋なのか見てみましょう。

と思って出口を抜けたらさっそく曙橋がお出迎えしてくれました。ん〜、建築に疎い自分からみれば、まぁ普通の橋ですね笑
桁がこんな格子状というかワッフルみたいな見た目になってるのはあまり見ない気もしますが、そもそも橋をまじまじと見たことはなかったなぁとこの時は思ったのでした。

橋桁に小さく「曙橋」と書いてある

でも都会の真ん中にある道路の立体交差って好奇心をくすぐられませんか?メカニカルというか、なんて表現したら良いか分かりませんがそういうカッコよさみたいなのは感じます。

橋には階段があるので、上がってみましょう。

橋から見下ろしたところ

ありふれた東京の街並みって感じですね。ランドマークがあるわけでもなく、ただひたすらに雑居ビルが並んでいます。

合羽坂方向を望む

曙橋は谷に架けられた橋ですが、橋の上にも下にもビルがあると地形が理解できず、脳が混乱してしまいます。東京って思った以上に起伏があるんですよね。

つづいて道の反対側に出てみます。

防衛省が見える

奥側に見える大きな建物は防衛省です。隣の市ヶ谷駅が最寄りとして案内されることが多いですが、曙橋駅からも行けそうです。そういえば駅の出口案内にも防衛省方面と書かれていましたね。

ビルの谷間に埋もれる曙橋

もう一つのお楽しみ


橋はひととおり見終えたのですが、これだけではさすがにあっという間すぎるので、近くのおもしろスポットに立ち寄ることにします。それがコチラ。

住宅街に突如現れる博物館

新宿歴史博物館です。津の守坂という坂を上がり路地に入ったところにあります。坂道は大して長くないはずなのに暑いせいで汗ダラダラです。しかもちょっと道に迷いました。

甲州街道を出て最初の宿場だった高井戸までの途中、内藤家の敷地に開いた新しい宿場が内藤新宿と呼ばれ、現在の地名の由来になった…ネットで調べれば出てくる程度の知識ですが、宿場の模型展示を見ながら解説を味わうと、なんとなく博識になった気分になれます。

そしてここでは、商家や東京市電、文化住宅が復元されて当時の暮らしをリアルに見られます。鉄道ファンとしては市電が注目ポイント。機器には触れませんが運転台付近には入れます。こんなのが道路の真ん中をゴロゴロ言いながら走っていたわけですね。

東京市電5000形

あと昭和に流行ったという文化住宅の雰囲気も好きです。あれを現代に持ち込めたら面白いですよね。そういえばトミーテックの街コレでも洋館つき和風住宅という名で模型化されていたような…ちょっと欲しくなってきました。

文化住宅

写真を撮り忘れましたが、ロマンスカーNSEの運転台モックアップと座席も置いてあります。興味のある方はぜひ。

アンケートを書いて受付に出すと、缶バッジがもらえました。種類はいくつかありましたが、自分は路面電車一択です。

GETした缶バッジ

ひとまずこれで散策は終了。博物館を出て15分ほど歩き、四ツ谷駅に出ました。東京は駅と駅が近いので、徒歩を活用すると行き帰りで違うルートを楽しめて嬉しいですね。

本日のゴール

今回のお出かけはここで終了。滞在時間は少し短かったですが、コレくらいのプチお出かけも悪くないなと思いました。というか夏真っ盛りのこの時期、あまり外に出ている時間が長いともはや生命の危機に関わります。みなさんもお体にはお気をつけて。

というわけで今回はここまで。ご覧いただきありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!