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水上と特急谷川岳山開き号の旅

温泉に出かけるという職場の先輩に触発されて、私も温泉に行くことにしました。今回の目的地は群馬の水上温泉です。

調べてみると、ちょうど臨時の特急谷川岳山開き号も設定されているじゃありませんか。せっかくなのでこの列車に合わせて、谷川岳にも行ってみましょう。

そんなわけで乗り鉄旅、スタートです。

1日目:水上へGO

7月6日。東京から普通列車に揺られて高崎に来ました。ここから上越線で水上に向かいます。やってきたのは…

唯一の幕車A36編成を引き当てた!

A36編成でした。高崎地区唯一の幕車に当たってラッキー!またしても引きの良さを見せてしまいましたね笑

せっかくのレア車でしたが、発車後すぐに睡魔に負けてしまい、後閑駅あたりまで記憶がありません。いや眠かったの!揺れが心地良いし仕方ないじゃん!!

そんなこんなで水上に到着したのが午後2時過ぎ。少し散策してみましょう。

なんだか久しぶりに川の音を聞きました。やっぱり癒やされますね。この日は曇天ながら暑かったのですが、水が流れる音を聞いているだけで涼しく感じます。

駅近くの遊歩道から利根川を見る

じつは水上は過去に日帰りで訪れたことはあるのですが、何年も前のことなので歩いたことがあるはずの道もどこか新鮮に感じます。

しばらく行くと、諏訪峡遊歩道にたどり着きました。古びた手すりや舗装が良い味を出してます。完成してから結構年月が経ってるのかな。岩に乗ったり土の上を歩くところもあり、ちょっとスリリング。軽装だとちょっとキツイかも。

シブめの遊歩道

その後、笹笛橋に出ました。駅メロにもなっている曲「ふる里みなかみ」にも謳われていますね。その駅メロは後閑駅と水上駅で聞けます。ちなみにカラオケDAMにこの曲入ってます。マジでなんでも入ってるなDAM。

吊り橋ながらしっかりした見た目

一応吊り橋なので、歩くとなんとなく揺れてる気がします。ちょっと!そういうの苦手だから!あんまり揺れないで!!

笹笛橋からの眺め

この日はずっと曇り空でしたが、橋を渡りきったあたりでとうとう雨が降ってきてしまいました。急いで次のスポットに向かいます。

EF16 28号機

道の駅「みなかみ水紀行館」に着きました。ここの駐車場には上越線の古豪、EF16 28号機が保存されています。デッキ付き箱型電機の佇まいは現役時代に触れたことのない私でもカッコいいなと感じます。これが走っているところを見てみたかった。

道の駅を少し物色したあとは、宿に向かいました。

本日のお宿

宿に着いたのが午後4時過ぎ。大きい宿だけあって、結構な数の宿泊客で賑わっていました。水上はバブル崩壊後に衰退した温泉地の一つと言われていますが、その時代を乗り越えたこのお宿には随所にバブル時代の名残が感じられました。それは外観からもお分かりになるかと思います。

早めに温泉に浸かってアチアチになり、あとはのんびり部屋で過ごしました。

2日目:山開きの谷川岳へ

翌朝、9時過ぎに宿を出ました。今日は谷川岳ロープウェイで山に登ります。

駅に向かう道から

それにしても清々しい朝です。人気もほとんどなく、久しぶりに気持ちの良い朝を味わいました。

水上駅からE129系に乗車。上越地区ではありふれた電車ですが、車番がなんとなく良い並びでした。

129-129で揃ったナンバー

土合駅で電車を降りました。言わずと知れた日本一のモグラ駅です。改札まで頑張って階段を登りますが、やっぱりキツイ!ゴールはずっと見えているのに中々辿り着かない感じが苦しみを倍増させてくれます笑

改札は果てしなく遠く

やっとの思いで駅から脱出しました。しかし本番はこれから。ここからロープウェイの駅まで歩きます。駅前から路線バスも出ているのですが、今回は歩きます。これは気分の問題です笑

土合駅の駅舎

駅から20分ほど歩いたでしょうか、ようやくロープウェイの姿が見えてきました。この時には既に汗だく。吹き出す汗と一緒に体の毒素も抜けてくれると良いのですが、暑すぎて魂のほうが抜けそうでした笑

行き交うゴンドラ

暑さから逃れようと急いで屋内に向かったために、ロープウェイの駅の写真は撮り忘れました。とりあえずチケットを買って、ハイカーさんの集団に紛れてロープウェイに乗り込みます。

天神平にはレストランがある

ロープウェイで天神平に着きました。ちょうど11時頃なので、レストランで早めの昼食とします。ここはパングラタンが激推しのようでしたが、夏場にグラタンかぁと思ってラーメンにしちゃいました。冬はスキー場になるそうなので、そういう時にパングラタン食べたらテンション上がりそうですね。

腹ごしらえを済ませたら、リフトに乗ってさらに上を目指します。

リフト乗り場付近から

なんて良いところなんでしょう。リフトを降りて外出たときの心の第一声は「めっちゃ良い景色じゃん!!!」でした。これはホントに来て良かった。眺望のきくところはそんなに広くないのですが、何度も回ってその眺めを目に焼き付けておきます。

せっかくですので、写真を何枚か貼っておきます。

看板とともに
日差しは厳しくとも風は涼しかった
リフト乗り場の展望台から
同じく展望台から
岩場に登って天神平方向を望む

素晴らしい眺望を堪能したあとは同じルートで土合駅に戻り、最後のお楽しみである臨時特急「谷川岳山開き号」に乗車します。

土合駅ではこの特急に合わせて時間限定で駅スタンプを設置。特急券を提示して記念硬券と台紙をもらい、そこに押印します。見たところハイカー7割ファン3割といった感じに見えました。

車両はE257系5500番代

発車の約10分前に入線してきました。土合駅に停車している姿は中々見られませんから、しばらくは撮影に興じます。

発車を待つ車内で水分補給

列車は定刻通り土合駅を発車。ここから渋川駅までは定期特急がないので、その貴重なリクライニングシートからの車窓を楽しんでいましたが、その後は山登り?の疲れが来て睡眠モードに突入。そして大宮で目覚め、そのまま上野駅にゴールしました。

これで今回の旅行は終了です。久しぶりに自然いっぱいのところに行けて楽しくリフレッシュできました。こういう旅は良いものですね。谷川岳の景色は気に入ったので、いつか再訪できるといいな。

というわけで今回はここまで。ご覧いただきありがとうございました。

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