松屋のカレーは不味すぎる!!!!!
松屋のカレーが大好きだ。
…いや、大好きでした。特にハンバーグカレーが好きだった。
在りし日の松屋のビーフカレーは癖になる味で、
なんとも表現しがたい、ビーフのホルモン?スジ?的な具材の旨味たっぷりの本当に美味しいカレーだった。
(”具材”って文字をタイプしたときに知ったのですが「グザイ」って入力して変換しようとすると『Ξ/ξ/xi』の文字に変換されます。ギリシャ語らしい。言語ってダルすぎる。)
そんな美味しいカレーが食べたくて、先日松屋に行ったら…
食券機の前で固まる。
カレーのタブにチキンカレーしかないことを受け止めきれず、『次へ』のボタンを押す。しかし目当てのビーフカレーは見当たらない。
(牛めしにするか?)
(いや…口は完全にカレーの口になっている…)
10秒ほどの逡巡。そして『ねぎ納豆チキンカレー』を頼みました。
この時点で目は虚ろです。
というかメニュー画像を検索した時に気付いたけど
"納豆"カレーが"710"円って。カレーを改悪した上にユーモアですか。
俺が京都人なら『松屋はんはやりくり上手で経済的ですなぁ、その上お口も達者ですなぁ。くたばりはったらよろしおす。』と投書を行っていました。
店内モニターに俺の自由意志ではない何かによって購入させされた食券326番が映る。
(あのモニターにUberEatsの番号映るとイラっとしませんか?なんかアルファベットとか番号についてるときあるし怖いです。)
配膳棚でカレーを受け取り、席に着くまでの運搬による振動でルーがシャバシャバなことに気付く。しかし見てないフリをした。”食べたら味変わってないかも”…その希望を自分で潰す勇気がでなかった。
一口食べてみる。
不っっっ味い…
シャバシャバで旨味がない…スパイス感はあるけどコレジャナイ…苦い…
おれが好きだった”松屋のビーフカレー”はもう無いんや。
そう思うと俺と松屋のカレーの思い出が走馬灯のようにPOP UPしてきた。
社会人1年目、8時半に出社し26時退勤の生活。
ヘトヘトで夜中の駒込の松屋に入り、サトゥルヌスみたいな表情で食べたハンバーグカレー。
出張先で終業後、付近に飲食店がまったくなく、松屋しかないのかと文句を言う同業者にハンバーグカレーという切り札を教えて宥めながら食べた夜。
コロナ完治後、学芸大の松屋に飛び込んで、復讐とでもいいたげな、味覚があることへの喜びで貪り食べたハンバーグカレー。
心ここにあらずで食を進め、
”何かへの抵抗”のような気持ちでカレーを一口分残して返却口へ立つ。
フードロス?うるさいです。まじで。チキンかて美味しく調理されたかったやろ。
すると、同タイミングで返却口に向かうお客さんと目が合う。
どうやらそのお客さんもカレーを頼んでいたよう。その刹那、驚愕する。
ルー全残し。
ライスだけ綺麗に完食。ルーだけ本当に全残し。
俺以上に怒っている人がいる…びっくりした。レジスタンスだ。
ルーだけハンガーストライキを個人的にやってる人がいる!!!
松屋さん、返してください。俺たちのビーフカレーを。
先日Xを見ていると「実家のカレーが何肉か答えられない」というエピソードがバズっていた。
「実家のカレーが何肉かわかる。カレーについて語れる」タイプと
「実家のカレーが何肉か答えらない。どうでもいい」タイプ。
両側の意見を目にし、自分は恐らく前者だなと思いつつ、そういえば最近なんかカレーに関することで怒ってたな。と思い出し書き起こしました。
松屋の本部の偉い人が『よし!美味しいビーフカレーを改悪してやろう!ウケるやろ!』というモチベーションでチキンカレーにしたわけじゃないのはわかっています。昨今の情勢や景気、いろいろな要因でビーフカレーをあのクオリティで提供すると1000円オーバーになり、松屋の利用客のボリュームゾーンからは忌避される価格になることはわかります。それでも…それでもあの味は美味しかったんです。
あと自分のXのアカウントで2020年と2022年に松屋のカレーに関するポストをしていることが判明しました。そしてこの2024年にこのnote。
どうやら2年に一度、松屋のハンバーグカレーについて言及する習性が自分にはあるようです。
「4000年に一度咲く金指」
「4年に1度目覚める超能力警官・日暮」
「2年に一度言及する松屋のカレー」