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#15 瞑想体験記#1 ~初めての瞑想体験

stand.fm『瞑想Cafe』の15回目の放送です。

今回は、私が初めて瞑想を習ったときの体験談になります。
私が、初めて習った瞑想は『TM瞑想法(超越瞑想法)』でした。
マントラを用いた瞑想法になります。
また、初めて瞑想を習った後に、どうすれば瞑想を継続することができるか、そのコツなどについても説明しています。

『瞑想Cafe』では、瞑想に関すること、マインドフルネスやヴィパッサナー瞑想、「ブッダの教え」など、瞑想に関連するさまざまなことを、その日の気分で、気軽に、誰でも分かるようにお話していきます。

この記事では第15回の放送内容を要約して、お伝えしたいと思います。


1.初めて学んだ瞑想法

私が初めて瞑想を学んだのは、超越瞑想法(TM瞑想法 Transcendental Meditation )になります。

この超越瞑想法(TM瞑想法)は、インド人のマハリシ・マヘーシュ・ヨーギー氏が、1950年代ごろから広げられたヒンドゥー教に由来するマントラ瞑想法です。
この瞑想は、毎日朝夕の2回、マントラを20分間、心の中で唱えて心を鎮めていくサマタ瞑想です。
特に、リラクゼーションに効果的だと思います。

マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー氏は、ヒンドゥー教の聖典ヴェーダの教えを、西洋人にも理解しやすい形で、科学的な言葉を使って要約し紹介した方です。

2.私が瞑想を始めたキッカケ

新入社員として入社した会社が、とても実力主義の会社でした。
専門職として入社したのに、1年目から成果が出ないと、総合職降格になったり、自主退社を迫られたりする、とてもプレッシャーの強い、ストレスだらけの会社でした。

どうにか2年近く生き残っていたのですが、強いプレッシャーで心身ともにボロボロになっていました。

毎日、肩こりや頭痛がひどくて、特に寝付けない、寝てもすごく汗をかいて起きてしまいます。
夜中に自分で大声を出して、その声で飛び起きたりなんてこともたびたびありました。

その当時は、自律神経がとても乱れた状態でしたね。
とても辛いので、毎週のようにマッサージや整体、鍼灸に通っていました。
効果があると聞くと、すぐに何でも行っていました。

からだがシンドイ、だめだ、、マッサージ等に行くを繰り返していました。

このままではお金も続かないですし、さすがにこのままではまずいと思っていましたので、先輩や知人など尊敬する方などに相談をしていました。
中村天風さんの天風会、仏教、新興宗教、倫理法人会など、いろいろなものを紹介されましたね。

その当時、日本でのニューエージブームの時代で、本屋さんには精神世界のコーナーができて、多くの書籍が並び始めていました。
アメリカのニューエイジの流れが、日本で押し寄せてきていた時代で、スピリチュアルブームが始まったときです。

その当時も、いろいろな瞑想法が日本でも紹介されていました。

その中に、アメリカで流行っていた超越瞑想法も日本で流行り出していたときです。
その当時有名でした船井総研の船井幸雄さんや京セラの稲盛会長など、有名経営者の多くが超越瞑想法を実践し、紹介していました。
船井幸雄さんなどは、日本での瞑想ブームの火つけ訳だったかもしれません。

有名な経営者の方が紹介していて、調べるとアメリカでも多くの有名な方々が実践していましたので、安心感もあり、超越瞑想法を習いに行くことにした次第です。

3.初めての瞑想コース受講体験

超越瞑想法を学ぶのに、その当時はコース参加費が5万円程度だったように記憶しています。

そこで、入社2年目の冬のボーナスが入る12月のコースを受講しました。

初めての参加者は、TM基本コースを受講します。
その流れは次のとおりです。

1.TM説明会
2.準備講義
  個別面接の予約
  個人指導の際の持参物:甘いくだもの
3.個別面接
  なぜ瞑想をしたいのか、何を期待するかなどアンケート
4.個人指導(約1時間)
  儀式:マントラを教えてもらう
  指導者と一緒に瞑想
  脚や手の感覚がなくなって、あっという間に終わる体験をする
5.チェッキング・ミーティング(3回)
  正しく瞑想ができているかを確認し、瞑想体験の質疑応答

4.自宅での瞑想体験

コース受講後に、自宅で実践するのですが、私の場合は10分もたずに、すぐに寝てしまいました。

それまで、どうやっても寝れらくて、苦しんでしたのが不思議なくらい、瞑想すると、すぐにコテンと寝てしまうのです。
想念に振り回されたり、心があっちこっちする暇もなく、瞑想するとすぐに寝てしまう。

1時間か2時間すると、ハッと思って起きるのですが、、、
視界はクリアーになっていますし、体がスッキリしています。

最初は、瞑想というより、睡眠薬替わりでしたね。

瞑想を実践し始めて、2週間ほどした年末年始に、風邪でもなく、熱とだるさ以外なにも症状もなく、寝込んでしまいました。
寝込んでいるときも、瞑想は継続しようと思って続けていましたが、その後、体がすごくスッキリして、肩こりや頭痛がとても和らいだ記憶があります。

そのような効果を体験しましたので、毎日瞑想を実践していました。

電車での移動中や休憩中の喫茶店の中などでも瞑想をしていました。
今考えると、変な人に思われたかもしれませんね。

5.瞑想を継続させていく

瞑想が睡眠薬替わりで、私にとってとても効果があったのですが、瞑想としては深まりません。

そこで、どうしたかというと「グループ瞑想」を活用しました。

その当時は、TM瞑想センターが、都内のあちこちにたくさんあり、私が勤務していた会社のすぐ近く、歩いて5分かからない場所にセンターがあったのです。

そのセンターでは、1日2回、無料で自由参加のグループ瞑想を平日に毎日開催していました。
夕方のコースは、たしか18時からだったと記憶しています。

ほぼ毎日残業していましたので、18時前に休憩がてら外出し、そのセンターのグループ瞑想に、週2~3回は参加していた記憶があります。

グループ瞑想に参加すると、一人で瞑想するのと違い、とても気持ちよく、深く入れますし、20分の瞑想があっという間に終わります。

グループ瞑想後は、とても気持ちいいですし、体がスッキリして軽くなったように感じられます。

自宅で一人で瞑想をすると、5分もしたらあっち行ったり、さまよい出し、振り回されてしまいます。
集中した瞑想など、ほとんどできませんでした。

そのため、「グループ瞑想」を積極的に活用しました。

瞑想を継続するコツは、グループ瞑想を活用することです。

瞑想を始めた最初のころは、できるだけグループ瞑想などに積極的に参加することをおススメします。

今であればZOOMなども活用できますので、オンラインでのグループ瞑想などにもできるだけ参加するのが効果的だと思います。

同じ瞑想をしている仲間との交流があると、より継続できると思います。

6.瞑想をキッカケに世界が広がる

私の会社の同僚が、たまたまTM瞑想をやっていて、“今度アーユルヴェーダの勉強会あるので参加してみない?“と誘われたのです。

その同僚が習いに行ったとき、学者や医者の先生方が研究でTM瞑想法に参加していたようで、先生方と知り合いになったそうです。

その先生方の一部が、アーユルヴェーダの学会を立ち上げる計画をしていて、その事務局として手伝ってくれるメンバーを探していたそうです。

その勉強会に何も知らずに参加し、先生方を紹介されたのですが、、

書店に行くと、その先生方のアーユルヴェーダ関連の書籍がズラッと並んでいてビックリした記憶があります。

その当時のアーユルヴェーダの第一人者として有名だったのが、世界的に活動していたディーパック・チョプラ博士です。
博士は、その当時はマハリシ・アーユルヴェーダの普及活動をしていましたが、マハリシ死後、マハリシ団体から抜けて独立しています。

今は、心と体の医学およびウェルビーイング分野における世界的な第一人者であり、90冊以上の著書の多くがベストセラーで、世界35ヶ国以上で翻訳され、発行部数は2000万部を超えているそうです。

アーユルヴェーダの学会との関わりから、ヴェーダやアーユルヴェーダを幅広く深く勉強する機会に恵まれました。

また、学会や瞑想関連の人たちとの交流が深まり、その方々との交流もあり、瞑想を継続できたと思っています。

その後、マハリシの団体にいろいろな変革があり、TM瞑想というより、
その団体への不信感がつのり、TM瞑想は止めています。

その後、学会の先生方との繋がりから、医師の大きな代替医療の学会が立ち上がることになり、その事務局として関わるようにもなります。

瞑想は、ヨガ系の瞑想法やその他の健康法の瞑想などをいろいろ学び、サマタ瞑想をその後も継続して実践していました。

その後、ヴィパッサナー瞑想を学び、8年以上ヴィパッサナー瞑想を実践しています。
ヴィパッサナー瞑想に関しては、別な体験記でお話いたします。

7.瞑想を継続するコツ

サマタ瞑想、マインドフルネス、ヴィパッサナー瞑想など、どんな瞑想を学ぶにしても、瞑想を継続していくのは大変です。

そこで、瞑想を継続するコツをまとめてみました。

(1)指導者や経験者に相談できる環境をつくる

最初は初めての体験が多いので、とても不安だと思います。
自分の瞑想体験に不安になりやすいので、経験者や指導者になるべく相談することです。

(2)グループ瞑想に積極的に参加する

私の体験談でも話しましたように、最初はグループ瞑想を積極的に活用することです。

大人数での瞑想はとても気持ちがいいです。
良い波動が共有されるのか、相乗効果があるのか、とても深く入りやすくなります。

集まらなくてもZOOMとか、オンラインでグループ瞑想がありますので、それを積極的に活用することです。

定期的にグループ瞑想に参加して、継続していくことです。
そのような場で瞑想仲間ができると思いますので、その方々との交流も効果的です。

また、勉強会にも積極的に参加することです。

正しい知識、正しい理解があって、瞑想が深まり、継続していくことができると思います。

(3)ルーティン化

瞑想をする時間を決めたり、場所を固定したりして、ルーティン化することです。

また、瞑想を始める前の深呼吸や片鼻呼吸法などをして、自律神経を整えたり、始める時の音などのアンカーを利用したり、事前準備と環境づくりが大切です。

事前準備と環境づくりに関しては、第4回でお話していますので、参考にしてください。


近いうちにヴィパッサナー瞑想の体験記をお話したいと思いますので、楽しみにしていてください。

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