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書籍出版講演|白澤卓二先生「HDLは長寿に役立つ」

2024年11月26日、駐日キュ-バ共和国大使館にて書籍「長寿因子HDL 長寿の秘訣キューバ産ポリコサノール」の出版記念講演会がおこなわれました。

お茶の水健康長寿クリニック院長 白澤卓二先生やキューバ共和国特命全権大使ヒセラ・ガルシア氏、経済・通商担当参事官カティア・モンソン氏、世界でヘルスケア事業を展開する「レイデル」グループの代表 リ・ビョング氏らが登壇し、HDL(善玉コレステロール)についてや、キューバの医療システム、キューバ産のポリコサノールについての講演がおこなわれました。

ヒセラ・ガルシア氏は開会のあいさつにはじまり、HDL研究会の上原教授、キューバ共和国の経済・通商担当参事官カティア・モンソン氏によるスピーチのあと、白澤先生が登壇されました。

この講演会レポートの全編はHDL研究会のコラムにて公開しています。
https://hdl-research.jp/posts/colum010

HDLと長寿研究

書籍「長寿因子HDL 長寿の秘訣 キューバ産ポリコサノール」監修の白澤卓二先生は、HDLと長寿がどのように関係しているのかをスピーチされました。

白澤卓二先生

HDLは長寿に寄与する成分

20代以降HDLは下がり、LDLは上がっていく。
減るから老化をする、増えてくるから老化をするという考え方に基づくと、50歳を過ぎてくるとHDLとLDLの関係は年齢軸に対して非常に正直である。

減少論的に考えると、HDLが長寿因子であるひとつの証拠だと考えている。

LDLによりコレステロールが血管内にたまり動脈の抵抗が上がると血圧が上がるが、HDLは溜まったコレステロールを引き抜く作用がある。
コレステロールが減ると血管内の抵抗が弱くなるため血圧が下がることがわかる。血圧が安定することで長生きに繋がり、HDLの寄与が大きいことがわかる。

講演会内容より

レイデルグループ代表とのトークセッションや白澤先生のサイン会など、会場は大いに盛り上がりました。

このNoteはレポートの短縮版です。
全編はHDL研究会のコラムにて公開していますので、ぜひご覧ください。
https://hdl-research.jp/posts/colum010

長寿因子 HDL研究会

長寿因子 HDL研究会は、善玉(HDL)コレステロールの重要性を伝え、HDLコレステロールを増やして健康寿命を延ばす取り組みを行っている団体です。

主要メンバーは医師や研究者などで構成されており、HDLコレステロールに関する啓蒙活動や、研究などを行っています。その結果得られた健康に関する情報を、健康寿命の延長に繋がるよう広く普及することを目的としています。